イベルメワクチン
本日はワクチンと治療薬についての話題ですが、まずは、からめ手でお送りします。
それはこのあいだ話題になっていた、『イベルメワクチン』。『イベルメクチン』ではありません『イベルメ"ワ"クチン』です。
最初にこのキーワードをツイッターで見かけた時、治療薬として使われているイベルメクチンにワクチンのような予防効果が見つかった、という夢のような話なのではないかと、わくわくしてハッシュタグを開いたのですが。
立憲民主党の公式アカウントに副代表・原口一博氏の国会での発言として載っていた、というダメなニュースでした。書き起こしミスだって。
がっかり。めっちゃがっかりしたよ。国民を混乱させた責任を取って原口は辞職すべき(野党話法)
という冗談はおいといて。ちなみにイベルメクチンは、日本の大村智先生が開発し、ノーベル賞を受けた薬です。寄生虫の駆除薬で、大勢の人がこれにより命を救われているというのが授賞理由。日本ではむしろ犬のフィラリア予防薬。人間だけでなく多くのわんこもこれにより助かっているという、とても偉大な発明です。
そんなイベルメクチンが、このコロナ禍で治療薬として効くのではないかという話が以前から言われています。インドなど、イベルメクチンが効いたのではないかという事例があり、日本でも治験が進められています。
これがほんとに効いて世界が救われたら、大村先生に2個目のノーベル賞あげてもいいと思う。五輪の金メダルじゃないんだから、多分2度目はないのですが、そう思うぐらい切望しているのです。だから『イベルメ"ワ"クチン』に引っ掛かった。混乱させた責任を取り辞職すべき(2度目。ぬか喜びさせられて恨んでいる)
ちなみに昨日も触れましたスーパーコンピューター富岳では、コロナウイルスに効く薬を、分子の立体構造から推定しようという研究もされています。実際の分子の水中での挙動まで計算して、既存の2000以上の薬の中からぴったりはまり込んでウイルスの働きを妨害するものを探そうという研究。
これにより、手当たり次第に試すのではなく、候補を絞って研究でき、期間を大幅に短縮できます。ただし、膨大な計算が必要になり、一つ前のスーパーコンピューター『京』では可能なのは数10個とのこと。計算力は正義。計算力は力。2位じゃダメなんだよ。わかったか蓮舫。(これはマジ。いまだ許していない)
ちなみに効果ありそうと判定された高スコアの2つの薬が、調べてみたらどちらも寄生虫の駆除薬でした。イベルメクチンといい、何で寄生虫の薬が効きそうなのだろう。不思議。
また飲むワクチンというのは実際に研究されています。それを聞いてたから、『イベルメワクチン』に引っ掛かったというのもあり。新しめの記事だとこちらとか。新型ウイルスワクチン、将来は飲み薬に? 最新研究を取材 BBC NEWS JAPAN 2021/7/27
日本でも研究しているところがある模様。いやほんと、注射針が怖いので、これから毎年打つはめになるとしたら、こちらはぜひぜひ実用化されてほしいです。お願いします。
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