ユーロ2020その2 オウンゴール返し
大忙しの中での欧州選手権。見ることができているのは3分の1以下ですが、まあやむなし。
とりあえず、強豪国は1試合ぐらいは見ておこうという感じで進めています。
まずはこちら。グループE、スペイン0-0スウェーデン。
ポゼッション率がスペイン84%と、とんでもないことになっていたのですが、スウェーデンはカウンターで行けるので、その辺は織り込み済みだった感じ。
むしろスペインが攻め切れていない印象の試合でした。惜しい至近弾とかあったので、あそこで決め切りたかったですね。試合はそのままスコアレスドロー。
グループF、フランス1-0ドイツ。
20分、フランス右サイドからポグバ選手が右足アウトサイドでDFライン裏逆サイドへ送るボール。これに追いついたエルナンデス選手が速いボールを折り返し。戻りながらの難しい処理に、ドイツDFフンメルス選手がオウンゴール。
試合の展開的にはドイツがボールをつないでいて、ポゼッション率62%、シュート数も10対4。ただ数字ほど崩し切れている感じはしませんでした。
それに対してフランスはオフサイドで取り消されたゴールが二度。得点はオウンゴールだけとなりましたが、妥当な結果で終わりました。
グループA、イタリア3-0スイス。
先制かと思われた左CKからの得点をハンドで取り消されたイタリア。しかし、そんなの試合の趨勢には関係なしと大勝です。
26分、こぼれ球をロカテッリ選手がダイレクトで右へ展開。受けたベラルディ選手がドリブルでペナルティエリア右サイドを突破。グラウンダーのクロスを上がってきたロカテッリ選手が押し込み先制。52分、ペナルティエリア前、寄せが甘いのを見逃さずにロカテッリ選手がミドルシュートで追加点。89分、この日散々外していたインモービレ選手がミドルシュートを決めてダメ押し。
イタリアは初戦のトルコ戦も3-0で、とても好調です。
グループD、イングランド0-0スコットランド。
世界最初のインターナショナルマッチはこのカードだったそうです。ということで特にスコットランドが意地を見せた試合となりました。
ポゼッション率は39%と、スコットランド劣勢でしたが、中をしっかり締めて体を張り、イングランドに自由にやらせません。シュート数はむしろイングランド9本に対してスコットランド11本。ゲームプランとしてはスコットランドの狙い通りの試合でした。
イングランドは11分に右CKからのストーンズ選手のヘディングがポストを叩きました。あれが決まってたらねえ。
グループF、ドイツ4-2ポルトガル。
ポルトガルが15分、カウンターからクリスティアーノ・ロナウド選手のゴールで先制したのですが。
ドイツは35分、キミッヒ選手が右からクロス。ファーでゴセンス選手が折り返し、ハフェルツ選手についたポルトガルDFディアス選手がクリアしきれずオウンゴール。さらに直後の39分、左サイドからミュラー選手がクロス、ファーでキミッヒ選手が折り返し。クリアしきれずポルトガルDFゲレイロ選手がオウンゴール。初戦は自分のオウンゴールに泣いたドイツでしたが、この試合ではオウンゴール2発で大逆転。
このあと点の取り合いとなって、ドイツ勝利で試合は終了。
ドイツの布陣は選手紹介では3-4-3と表記されていたのですが、試合中ふと思ったのが、3トップが中に絞って両サイドが上がって前線に張り付いているこの様子は、日本でよく見慣れた3-4-2-1と同じだなあということ。このシステムで有名になった札幌のペトロヴィッチ監督は、4バックに対するシステムとして考えたと、昔インタビューで言っていたような記憶。
4バックのポルトガルは、まさにその術中にはまった形で、両サイドが高くポジションをとるのを捕まえきれずに、右から左、左から右と振られて失点を繰り返しました。
調べてみると、この形にドイツがしたのは大会直前の親善試合。Jリーグでは見慣れたシステムなのですが、欧州ではあまり見ないような気がするので、対応策が広まっていないかも。ちょっと面白いかもしれないと思ったのでした。
ということで、第2節が終了。さあグループステージ突破がかかる3戦目です。
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