偵察仙台vs横浜FC・札幌と仙台戦展望
ルヴァン杯は負けてしまいましたが、リーグ戦は連勝が続いています。途切れさせずに続けたい。ということで、まずは偵察。
2021J1第10節、横浜FC2-2仙台。
こちらは横浜FC戦の展望でも触れたので、得点経過は省略。
仙台視点で言うと、横浜FCに2点先行されましたが、終盤に追いついて勝ち点1を拾った試合。ただ、試合内容は仙台でした。横浜FCは監督交代でそれまでのサッカーをどこまで残してどこを変えるのかという問題が見えたのに対して、仙台は伝統の部分を原点としていて、狙い自体ははっきりしています。
後半は特に仙台が押し込んでいたので、納得の同点劇でした。
第11節、札幌2-1仙台。
クエンカ選手が怪我で退団していて、そこに補強した新外国人オッティ選手が前節デビューしたのにいきなり怪我したとのこと。仙台の成績不振にはこの辺の影響もありそう。試合の入りは悪くなく、守備の統制は取れていて、そこから前に出ていく形はしっかりしています。
そして先制は仙台。16分、左サイドから攻めていき、こぼれを拾ってマイナスへクロス。後方から入ってきた加藤選手がボレーで決めました。
後半になると札幌の守備に仙台が捕まり始めて、札幌が攻勢に。そして55分に同点。チャナティップ選手がボールを奪うと、センターラインをちょっと超えた辺りからのロングスルーパス。これに小柏選手が抜け出して、しっかり逆サイドのコースにシュートを決めました。
逆転を狙う札幌は、交代策でジェイ190cm、ドウグラス・オリベイラ189cm、アンデルソン・ロペス185cmと大型外国人選手を前線に並べます。仙台も対抗してアピアタウィア191cmを投入、5バックに。この辺りの駆け引き面白い。
そして駆け引きに勝ったのは札幌でした。88分、右CK。そのアピアタウィア選手に競り勝ってジェイ選手のヘディングが決まりました。先にポジションを取り先に飛び、相手を飛ばせないというベテランの貫録勝ち。
これを踏まえて仙台戦の展望です。何度か触れていますけど、成績は勝利なしの19位とふるっていませんが仙台のサッカー自体はそこまで悪くありません。堅守速攻の狙いははっきりしていて、選手間の連携も随所に見られます。油断大敵です。
守備では。
まず球際、切り替えで負けないことが大切。相手のペースに持ち込ませないこと。
要注意なのは西村選手です。昨年はポジション的にフィットせず苦しんでいた印象ですが、2トップとなった今季は持ち味を出せています。いいところに飛び出していき、サイドからのボールにも強いです。しっかり捕まえて。
気になっているのはマルティノス選手のコンディションです。週中のルヴァン杯で先発も前半途中交代。出てくるだろうか。ポテンシャル的には爆発的なスピードがあり、コンディションがよければ要注意です。
攻撃では。
前節は守備がはまってカウンターがばかすか決まり、とても気持ちよかったのですが、この試合ではもうちょっとポゼッションの比重が高まりそう。そこを崩すとしたら、まずは江坂さんの活躍が必要です。間で引き出し、得点につながるプレーをお願いします!
仲間君をボランチにコンバートした真価が、この試合で出るような気がします。一列低いところから、ボールを持って持ち込んだり、フリーランで飛び出したり、相手のブロックをかき回す活躍を希望。そしてずどんと決めちゃってください!
呉屋さんが前節2得点でした。試合展開的にはスルーパスで抜け出す形より、サイドからのクロスにニアヘッドみたいな形がありそう。この試合でもばしばし決めちゃって!
目指せ4連勝!!
勝ちましょう!!
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