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2021/04/23

街のような図書空間

月曜恒例HON.jp News Casting。今回からパーソナリティに文筆家、編集者でHON.jp理事の仲俣暁夫さんが加わって三人形式です。ゲストは角川武蔵野ミュージアム館長補佐、和泉佳奈子さん。『"街"のような図書空間と本棚の劇場』ということで、東所沢にオープンした角川武蔵野ミュージアムのお話でした。

すごく不思議な外観と、吹き抜け壁一面の超巨大本棚で話題になりました角川武蔵野ミュージアム。和泉さんが関わられている、そこの中のエディットタウンという、ずらりと本が並んだコーナーがメインの話題でした。いや、コーナーというとスケール感が出てないですね。「商店街を意識した」とおっしゃっていましたが、ほんとにそれぐらいの長さがある模様。

文脈を意識した選書、商店街の看板をイメージしたいろいろなボード、本棚も整理するための探しやすい平らにカチッとしたものではなくて、段差があったりでこぼこしていたり。ほんとにいろいろな工夫がなされています。

今回一番印象に残ったのは、仲俣さんの言葉。「出合い頭で何かに出会う、何と出会うかわからない出会いを演出している場所」というまとめ方をしていました。それは大切だなあと思ったのです。

「知らない」という状態では、人は自分自身が無知であるということにさえ気づいていない。その知見はその人にとって、世の中に存在していないのと同義です。そしてその状態で過ごせているということは、その人の普段の生活の行動範囲の中に、その情報が存在していないことを示しています。普通にしていたら出会わないのです。

本屋さんや図書館の書棚は、その「知らないこと」をわかりやすく可視化し、並べている場所です。大きな本屋さんの中をうろちょろしていると、本当にいろんなことについて書かれた本が並んでいます。ただ仲俣さんも触れていましたが、普通は探しやすいように整理されているので、ここには何があるという絞り込みがなされている。本当に出合い頭で出会うという意味では、レジ脇とか店頭の平台の面前陳列になってる本ぐらい。

そのように、出会うということはそもそも難しかったのに、情報流通がどんどんネットに寄っていっている現状では、「出会い頭」はますます減っています。情報があふれているので、最初から絞り込まないとついていけない。じゃあそこにばんばん広告が出たらというと、めっちゃうざい。なんとなく視界にちらりと入ってふと興味をひかれるというさりげない出会い方は、なかなか難しい。

でも情報を出す側としては、いろんな人に出会いたいわけで、この辺りは本当に課題だと思います。

そういえば、このミュージアムは紙の本を扱っているわけですけれど、KADOKAWA的には電子書籍出版も大きくなっているんだし、ミュージアムがネットの側に出ていくということはないのかな? エディットタウンのようなものがネット上にあるといいのにと思うのですが。VRミュージアム?

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