偵察横浜FCvs仙台・浦和・Mとルヴァン杯横浜FC戦展望
コロナ感染欠場者が出ている中、総力戦でうまく戦い勝ち星を積み、いい流れで迎える水曜日のルヴァン杯。ぜひともこの試合も勝ちたいですね!
ということでまずは偵察。
2021J1第10節、横浜FC2-2仙台。
双方勝ち星がない状態で迎えたこの試合。ですが、内情は対照的。監督交代をしてチームを変えていこうとしている横浜FCと、手倉森監督のもと辛抱しながらチームを高めていこうとしている仙台の対戦。
先制点は横浜FCです。17分、右CKをニアで伊野波選手がフリック、ファーに飛び込んだ袴田選手がダイレクトで押し込みました。
後半に入り、だんだん仙台が押し込んでいく展開となりましたが、次の得点も横浜FC。左サイドで小川選手が切り返し、右足に持ち直してのクロス。インスイングで曲がっていくボールはうまい具合にDFラインを越え、走り込んだ齋藤選手がダイビングヘッドで決めました。
2点先行はされましたが、仙台はけっこういい形で攻撃をしており、この後波状攻撃が続きます。それが試合終盤に実ります。まず82分、左CKをニアで西村選手がヘディングでゴール。
さらに91分、左CKをニアで平岡選手がすらし、西村選手がプッシュ。これは横浜FCGK南さんが防ぎますが、こぼれ球を吉野選手が詰めました。オフサイドではないかとVARで確認が入りましたが、ゴールが認められて同点。
横浜FCにとっては痛い同点劇、仙台にとっては執念の勝ち点1となりました。
前節のルヴァン杯もチェックしました。ルヴァン杯グループステージ第3節、横浜FC1-2浦和。
先制点はこの試合も横浜FCです。マギーニョ選手が右サイドを突破してクロス、クレーベ選手がヘディングで決めました。
対する浦和は45分、左サイドへサイドチェンジ、福島選手がクロス。これを杉本選手がファーで高い打点のヘディングシュート。
さらに後半に入って57分には、左サイドから福島選手が速いクロス。これがゴール前を横切り、ファーで興梠選手が折り返し、杉本選手がヘディングシュート。2得点目。
このあと横浜FCも反撃に出ますが、届かずに敗戦。
J1第11節、マリノス5-0横浜FC。
横浜ダービー。この対決は過去4度すべてホームが勝っており、しかも大差がつきやすいという結果だったのですが、今回もその通りになってホームマリノスが大勝です。
まずは29分。マリノス左サイドからペナルティエリア前に斜めのくさびのパス。これをマルコス選手がスルーしてオナイウ選手が抜け出すと、引っかけられてPK。マルコス選手が決めます。34分、右CKをマルコス選手が蹴り、オナイウ選手がヘディング。これは横浜FCGK六反選手が防ぎましたが、こぼれをエウベル選手が拾って中へ折り返し、オナイウ選手が押し込みました。
後半もマリノスが攻め続けて68分、右サイドタッチライン際からマルコス選手がゴール前へスルーパス。オナイウ選手がGKをかわしてシュートを決めます。直後71分、左サイドを崩して扇原選手が抜け出し速いクロス。反応した前田選手が押し込みました。さらに78分、左サイドのエウベル選手がサイドチェンジのパス。これを横浜FCCB袴田選手が戻りながらスライディングカットすると、こぼれ球がいい具合にスルーパス状態でゴール方向へ。素早く反応したレオ・セアラ選手がていねいにコースへ送り込んで初ゴール。
最初はまずまずだった横浜FCは途中から防戦一方になって惨敗です。
これを踏まえて横浜FC戦の展望です。横浜FCの状態は正直悪いです。ただ、この試合はルヴァン杯なので、そうすると逆に難しくなる部分があって、厄介な感じです。
守備では。
昨年ある程度ポゼッションに手応えを感じていた横浜FCは、最後の決定力を改善するためFWを大幅刷新しました。これが一つ混乱のもとになっている印象。意欲的にクレーベ、渡邉、伊藤、ジャーメインと実力者4人を補強したのですが、ファーストセットが決まっていません。ただ、そうするとルヴァン杯の方にも実績がある選手がフレッシュな状態で出てくることになるので、注意が必要です。
最近の起用法を見ていると、渡邉千真選手がこちらに出てきそうな気がします。決定力のある選手です。しっかり捕まえて。
ジャーメイン良選手もこちらでは。スピードがあるので注意。
さらにサイドの選手も読みづらい。松尾選手が前節HTで交代。こちらに出てくる可能性もあります。さらに最近マギーニョ選手が一列前で使われています。他にも新加入杉本選手など、突破力のある選手がそろっているので、しっかりふたをしたい。
攻撃では。
前節の起用法を見ると、週中のルヴァン杯は思い切ってメンバー変更する模様。するとまず気になるのが、新戦力です。ハウルさんとアンジェロッティさんが土曜日デビューを飾っていますが、こちらにも出るでしょうか。結果も出して、スムーズに日本のサッカーに溶け込んでくれるといいですね。他の人も出番あるのかな。
さらに、それに関連して、若手にも注目です。今後競争が激しくなる中、出番がある時にアピールするのはとても重要になってきます。アカデミーっ子にがんばってほしい。
中でも細谷君は正念場です。今年は見た目から明らかにがっちりしてきて、たくましさが増しました。出た試合でも解説の人からの評判は上々。しかしFWはまず結果がほしい。ここで一発ドカンと決めちゃってください!
いい流れをさらに加速したい!!
勝ちましょう!!
| 固定リンク
「サッカー」カテゴリの記事
- vs東洋大学 悲しみ連鎖(2025.06.12)
- 日本vsインドネシア 悲しみと喜びと(2025.06.11)
- ルヴァン杯vsVと夏の補強(2025.06.09)
- 日本vsオーストラリア 絶対優勢からの敗戦(2025.06.07)
- なでしこブラジル遠征(2025.06.06)
コメント