10年後の3.11
東日本大震災から10年後の3月11日が先週でした。
僕がそれを一番強く感じたのは、実はサッカーの試合を見た時でした。仙台vs川崎。ちょうど10年前、震災による中断からの再開後の初戦。仙台が逆転勝利し、被災地に希望の光を灯したということで取り上げられていたカード。ハーフタイムに流れた、試合終了直前の鎌田さんの逆転ヘディングシュートの映像には、グッとくるものがありました。
ただし仙台はその試合、5失点で敗戦。さらに3月11日前日に行われた鳥栖戦も、5失点完封負け。こちらも鳥栖戦の偵察のため見ていました。ちなみに土曜日の湘南戦も1-3で負けています。
震災10年目で奮起した仙台が勝ち進めばドラマチックな展開だったのですが、現実はめっちゃ厳しい。コロナ禍で経営基盤も揺らいでいるという話もあります。仙台大丈夫かな。
さて10年目ということで、テレビでもたくさんの特番が組まれてて、その中でドキュメンタリーや科学番組をけっこう見ました。
家族を亡くし人生が変わってしまった人。普段はそっと心の中にしまっている人。その辛さがずーっと尾を引いてる人。原発事故もあったので、まだ家に帰れない人。すでに他の土地で生活が成り立っていて、帰らなくなってしまった人。それでもなんとか帰ってきた人。
様々な人の姿がありました。
僕自身は東京在住なので、大きな揺れを感じただけで直接の被害はありませんでした。なのであの時からの10年で変わったことを挙げるとすると、メディアに対する信頼感の低下でしょうか。あの危機の時に煽るような報道をしていたメディアに対する不信感が芽生え、それがずっと続いています。
続いているどころか、育ってますね。現在もまた大きな危機がやってきていて、その中でも同じように、本当に必要な情報を流すのではなく危機を煽るような報道をしているところがあります。次の10年でなくなればいいですねえ(媒体が)
| 固定リンク
コメント