偵察川崎vs仙台・徳島と川崎戦展望
名古屋の次は川崎と、強敵が続きます。
しかし強敵だからこそ勝ちたい。昨年最終節、いい感じでリードしたのに逆転負けした悔しさを晴らしたいのです! ということで、まずは偵察。
2021J1第2節、仙台1-5川崎。
今年震災後10年を迎え、ちょうど長崎の監督を辞めていた手倉森監督を呼び戻した仙台。それを踏まえてでしょうか、3.11前の週末第2節仙台ホームに組まれたのは、川崎戦。10年前、大震災での中断が明けて再開した時の第1戦がこのカードでした。
先制点を奪われた仙台は後半73分に同点に追いつき、試合終了直前の87分、CKからの劇的逆転ゴールで勝利。地元の被災者のサポーターを勇気づけました。ちなみにこの逆転のヘディングを押し込んだのが、当時仙台所属の鎌田さんです。ハーフタイムにそんな魂のゴールが流れて、うるっときていました。
しかし川崎はそんなことはお構い無し。というより、全力のサッカーを見せることが礼儀とばかりに、前半から容赦のない展開。激しいプレッシングと的確な崩しで仙台を押し込み、サイドから崩していって、なんと前半で4得点をあげます。
これに対し仙台は、この重要な一戦にやられるばかりではいけないと意地を見せます。後半3-4-2-1にシステム変更し盛り返していき、58分、右から左ペナルティーエリア奥までボールを展開。木田選手がクロスを戻すとマルティノス選手がシュート。これはDFに防がれましたが、上原選手が押し込みました。
ただ本当に川崎、容赦ない。83分、高い位置でボールを奪うと、左SB旗手選手がドリブルでペナルティーエリアに侵入、シュートを決めます。
しっかりととどめを刺して、試合はそのまま終了となりました。
第3節、川崎2-0徳島。
J1王者対J2王者の戦いとなりましたが、J1王者が貫録を見せます。試合開始から、猛烈にプレスをかけてペースをつかみ、徳島を押し込んでいくと。
12分、こぼれ球をダミアン選手が追ってゴールライン際までプレッシャーをかけると、短くなったクリアボールを三苫選手が拾って、すぐにペナルティエリア内のスペースへパス。ダミアン選手がすぐに反応してこれを受けると、落ち着いてゴール逆サイド隅に送り込んで先制点。
さらに前線からのプレスで追加点も奪います。42分、ダミアン選手がプレス。一度外されますが二度追いして引っかけボールを奪うと、相手GKがビルドアップに参加していて少し前に出ていたのを見逃さずに、即シュートを決めました。
後半少し徳島が前に出られるようになりましたが、川崎が危なげなく完封勝利です。万全。強い。
これを踏まえて、川崎戦の展望です。最初に書いたとおり、昨年最終節の逆転負けの無念を晴らしたいのです。
守備では。
もう攻撃陣の選手層が厚すぎて、全員要注意じゃないの? という川崎ですが、そのなかでもダミアン選手が絶好調です。前節は自分の守備で追い込んでの2得点。得点にはなっていませんがとっさのオーバーヘッドキックなんかも見せていて、とてもよく体が動いている感じ。最大級の警戒を。
川崎の攻撃は、押し込んでおいてさらにサイドの奥まで崩す、というパターンが多く見られます。右は家長選手がボールキープして山根選手が走り込んでくるのが印象的。さらに山根→ダミアンのホットラインが出来上がっているので要注意です。
左サイドは昨年大ブレイクした三苫選手のドリブルがあるのですが、今年はさらに旗手選手が左SBにコンバート。さらに分厚い攻めになっています。しっかり捕まえて。
攻撃では。
川崎は両サイド高い位置まで押し込んで攻めようとしてくるので、当然カウンターが狙い目です。呉屋さんはもともと裏抜け系FWなので、得点だけでなく、相手をひっくり返す動きに期待です。ただ、カウンター対応で残っていることが多いCBジェジウ選手は、かなりのフィジカルモンスター。うまく出し抜いて!
一人で行き切るのは大変なので、カウンターのフォロー大切。特に相手が上がった裏は攻略したい。ということでまずクリスティアーノさんに期待です。カットインからのズドンが見たいです!
左サイドも攻略したいのですが、瀬川君だけでなく、前節交代でいいプレーを見せていた仲間君にも期待したいところ。二人とも、今季初ゴールを見せてください!
苦しい流れをひっくり返したい!!
がんばれ!!
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