コロナ禍の経済
アメリカの昨年の成長率のニュースの中で、日本を含む世界各国の数字も触れられていたのでご紹介。
昨年の米成長率、大戦直後に次ぐ下げ幅 積極財政で強靱さも
【ワシントン=塩原永久】2020年の米実質国内総生産(GDP)は前年比マイナス3・5%と74年ぶりの下落率となった。新型コロナウイルスの感染拡大で一時は急激な景気失速に見舞われたが、計4兆ドル(約420兆円)規模の財政出動で当初見込まれたほどの悪化は免れ、持ちこたえた格好となった。
米商務省が28日発表した20年通年のGDP速報値は前年比3・5%減と11年ぶりのマイナス成長。下げ幅は第二次大戦直後の1946年(11・6%)に次ぐ大きさで、コロナの深刻な打撃を裏付けた。
また、20年10~12月期の実質GDP速報値は年率換算で前期比4・0%増だった。ただ、前年同期(19年10~12月期)と比べると2・5%減となり、米経済はコロナ禍前の規模を取り戻していない。
それでも連邦準備制度理事会(FRB)など官民による昨年6月段階の20年10~12月期のGDP予測が、軒並み前年同期比6%減を超えていたことを考えると、巨額対策が奏功して傷が浅かったといえる。
ピーターソン国際経済研究所のファーマン氏らによる主要国経済の分析(予測を含む)では、20年10~12月期の前年同期比マイナス幅は、英国やフランス、イタリアが8%超、ドイツが5%超。積極的な財政支出を講じてマイナス2%台半ばにとどまる日本と米国は先進国の中では強靭さを示したといえる。産経新聞21/1/29
日本はかなりがんばっている模様です。向こうはロックダウンをして完全に経済止めちゃったりしてるからなあ。そこに至る前の自粛要請に応えて、感染拡大に抵抗できているのが大きいということでしょうか。
今回の緊急事態宣言も効果は出ていて、新規感染者数は減ってきました。ただ、十分とまでは行けていないので、緊急事態宣言の延長の話が出てきています。西浦教授の事前のシミュレーションではかなりきつめの制限をかけないと一か月では抑え込めないという結果で、実際にはそこまでの制限はかけていないから、予想通りではありますね。
さらにこういうニュースも見ました。
台湾 去年のGDP 前年比2.98%増加 コロナ感染抑えプラス成長
台湾の去年のGDP=域内総生産は、新型コロナウイルスの感染を抑え込んだことで消費の落ち込みが小幅にとどまったうえ、米中対立の影響も加わって半導体などの受注が好調で輸出を押し上げたことから、世界で数少ないプラス成長を記録しました。
台湾の行政院の発表によりますと、去年のGDPは前の年と比べて速報値で2.98%増加しました。
新型コロナウイルスの感染が世界的に拡大する中、台湾当局は渡航制限や隔離などの対策を素早く厳格に行って域内での感染を抑え込んだうえ、自己負担額の3倍の買い物ができる金券の発行といった振興策が一定の効果をあげ、消費の落ち込みが小幅にとどまりました。
また、米中対立の影響も加わって半導体などの受注が好調だったことや、テレワークの普及によるパソコンなどの需要拡大で、輸出が押し上げられたことがGDPの伸びに寄与しました。
これらの結果、台湾はコロナ禍で数少ないプラス成長を記録した国・地域の1つとなり、2.3%だった中国をも上回りました。
行政院で統計を担当する呉佩セン専門委員は「効果的な感染対策によって生産活動と消費活動が持続できていることが、このような成長につながった」という認識を示しました。
※センは、「王」へんに「旋」
NHK NEWS WEB 21/1/29
台湾はちょうど中国と対立していたのもあって、顔色うかがうことなくズバッと入国制限をかけました。日本はその点で立ち遅れた。媚中派の罪は大きいですね。
世界への拡散も媚中派WHOの影響が大きかったですしねえ。今更調査に入ってるけど、なあなあで中国にお墨付きを与えに行ったのかなあと、まったく信頼できる気がしないのです。どうなるんですかね。
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