コロナ禍と同人誌と出版
本日は恒例となりつつある日曜日のHON.jpブロードキャスティングを見ました記事です。放送は日曜夜だけど、日曜日は大忙しで、後日アーカイブで。先週は東京ネームタンクのごとう隼平さんでした。
この日取り上げられたニュースの中で、特に自分に関わりがあるのはこちらでしょうか。新型コロナは同人誌活動にも暗い影…約半数が「創作意欲が減退」 コミケなど即売会中止が影響 東京新聞20/11/22
このあいだ久々にコミティアが開催されましたけれど、即売会はこの状況下、なかなか開けませんでした。創作意欲なんてかってに湧いてきて止められなくなるのが本当の作家であるとも言えるのですが、やはり人間、締め切りのあるなしは違う。後ろが決まっていると、やるしかなくなる。
ということで、締め切りなくなっちゃうとペース落ちるっていうのはあるよなあと。
ごとうさんがこれに関して、逆にエネルギーとして溜まっているのではというようなことをおっしゃっていましたが、それもあるかなと思います。再開して元に戻ってくると、みんな張り切りそう。
あと、これに関連してこちらのニュース。ハイブリッド型総合書店「honto」が会員数 600万人を突破 コロナが追い風に J-CAST会社ウォッチ20/11/23
コロナ禍で大変だということの方がニュースで流れやすいですし、実際日本のGDPが2割ちょっと落ちているので苦しいところがたくさんあるのは確かですが、でも生活様式が変わったことによってプラスになっているところもある。出版関連は引きこもり需要がプラスに働く分野です。ということで、hontoが好調というお話。で、この2つのニュースが並んだ時に思ったことは。
もうすでにやってる人も多くなりましたが、オリジナル同人誌を描いてる人だったら、もっとどんどん電子版作って、この引きこもり需要にアプローチするといいよね、ということです。
ちょこちょこここで書いてますけど、オリジナルの同人誌、セルフパブリッシング、商業出版は、作っているものは同じなので、流通ルートの違いでしかないと考えてるわけですよ。今わざとセルパブを狭いイメージに絞って三つに分けたんですけど、こうすると、同人とセルパブって違うの? とか、一人出版社とセルパブってそんなに差があるの? とか、実は小さな差異でしかない気がしませんか。本当に地続きだと思ってるんですよね。
ということでですね、イベントが制限されて溜まっているエネルギーが、こっちに向かうと面白いんじゃないかなあという感想を持ったのでした。
ちなみに、hontoの話題のところで、紙版と電子版がセットだといいのにという話が出ていましたが。
僕が利用していますBCCKSは、オンデマンド紙本も作れて、そしてまさに話題の通り、そちらをお買いいただくと電子版も付いてくるという、たいへんお得な仕様となっております。さらに電子取次サービスもあり、電子版はhontoを含め各書店でもお買い求めいただけます。こちらのSFショートショート集が最新刊。
ということで自分の本の宣伝をしまして、本日は終了ー。
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