偵察名古屋vs湘南・大分と名古屋戦展望
さあ勝ち切ってACLに望みをつなぎたい12月連戦。仙台戦を勝ってまずひとつ。ここから難敵が続いて最後ラスボス川崎という日程は、ドラマとして完璧だと思うわけですよ。しかしそれも目の前の名古屋を倒さねば話にならないということで、まずは偵察。
2020J1第28節、名古屋3-1湘南。
指宿&茨田&中川のレイソルアカデミー卒大中小トリオが先発揃い踏み。そちらを応援しながら見ていました。一番の見せ場は後半開始直後の46分。中川君がボールを奪い茨田君に展開、そこからのクロスを指宿君がヘディングシュートしますが枠外。惜しいー!
さて試合の方は、入りは湘南の方がよかったのですが、名古屋が先制。11分、名古屋が初めてゴール前まで攻勢に出たけれども攻め切れず。しかし湘南ボールになったかと思ったところで奪い返して、マテウス選手の強烈無回転ロングシュートが決まりました。
湘南もすぐに同点に持ち込みます。左CKからファーで坂選手が高い打点のヘディング。これはコースを外れて中川君に当たりますが、跳ね返りをもう一度ヘッドで押し込みました。坂選手はCBとしては174cmと小柄なのですが、ものすごい跳躍力でそれをカバー。この場面でもその力を発揮しました。
その後だんだんと名古屋がペースをつかんでいき、後半に追加点。51分、左サイドからのクロスを前田選手が足元へ納めて横に流すと、阿部選手がディフェンダーの外を巻くようなナイスシュート。56分にはカウンターから左へ展開、マテウス選手がクロス。これをファーに走りこんだシャビエル選手が見事なジャンピングボレーで押し込みました。
湘南も狙いを持ったサッカーをしていたのですが、名古屋がゴール前での技術の高さを見せて上回り、快勝です。
第30節、名古屋0-0大分。
双方しっかりした守備を持つチーム。その組織的守備の強固さが目立つ試合となりました。
前半は本当に守備が上回り、双方ほぼチャンスなく終了。後半になるとさすがに少しプレスが緩み、チャンスは増えてきたのですが、それでも最終ラインは堅く、綻びを見せません。
一番の見せ場はアディショナルタイムに入った92分。大分右からのアーリークロスをドンピシャヘッド。しかしこれを名古屋GKランゲラック選手がスーパーセーブで防ぎました。
最後に守護神が降臨して、試合はスコアレスドローとなりました。
これを踏まえて名古屋戦の展望です。
守備では。
名古屋は金崎選手が怪我で離脱、山﨑選手も怪我でトップを張るタイプの選手がいなくなったのを期に、攻撃陣を再編。これがうまくはまっています。最前線タイプではないツートップが動き回って、前線の流動性が高まっている形。とても捕まえづらい。山﨑選手は練習に戻ってきているそうなのですが、このまま来るのかどうかが一つポイント。
それに対するウチの守備陣形もポイントです。大分は5-4-1の守備ブロックで、使えるスペースを消して流動性を封じ込めました。ウチもバックライン4枚5枚を使い分けられるので、相手を見てうまく対応したい。
そして選手の顔ぶれを見た時に要注意なのが、そのツートップ。阿部選手とシャビエル選手です。二人とも非常に技術が高く、狭いスペースで受けても仕事ができます。そして中盤まで広く動いてボールを引き出す動きが、全体の流動性を生んでいる。ここの受け渡しをしっかりしたい。
そして最も注意しなくてはいけないのは、2列目のマテウス選手です。強烈なシュートを持ち、かつ仕掛けていくことができる。意表をついた一瞬のひらめきも見せていて、非常に怖い選手です。要警戒。
攻撃では。
名古屋の好成績が守備の堅さによるのは一目瞭然。ここをウチの攻撃陣がぶち破れるのかがポイント。
まずとにかくオルンガさんに活躍してほしい。うちから行った中谷君と、丸山選手のCBコンビはめっちゃ堅いのですが、ここをぶち壊してほしい。お願いします!
連続得点中と言えばクリスティアーノさんも然りです。右サイドを蹂躙してほしい。ドカンと一発お願いします!
そして前節と同じなんですけれども、めっちゃ競争が激しい左サイドもがんばってほしい。瀬川、神谷、仲間と、みんな積極的にシュートを狙っていて、この競争を勝ち抜く意欲を見せています。誰かずばっと決めちゃってください!
ここから一戦必勝で!!
がんばって!!
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