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2020/10/03

偵察横浜FCvs川崎・浦和と横浜FC戦展望

最初に悲しいお知らせについて。戸嶋君は重傷でした……。やっぱり折れてた……。

今季J1初挑戦となり、最初は昨年J2でヒシャさんに次ぐタックル数を記録した守備力を期待されていての起用が、新潟でも見せていた複数ポジションをこなせるポリバレント性で出番を拡大。守備力と運動量は抜群で、あとは攻撃の最後のシーンで落ち着いてもう一段上のプレーができるようになれば、というところ。まさにその最後のシーンで、ゴールライン際までえぐるというすばらしいプレーを見せたのに、皮肉な結果に。

サッカーで球際の接触は避けられないとはいえ、つらい……。今季は絶望となってしまいましたが、しっかり治して、来年ぜひ元気な姿を見せてください。

今季は本当に試合中のケガで離脱が多いのですが、試合は容赦なく次々とやってきます。

横浜FC戦、まずは偵察。

2020J1第18節、川崎3-2横浜FC。

大きく話題になりました、三浦知良選手、中村俊輔選手、松井大輔選手という、日本サッカー界のレジェンド3人の先発。特に53才のカズの先発はびっくりです。ただ一見奇策に見えますが、昨シーズンから下平監督はカズの起用法に関してメンタル面のプラスをあげていて、シーズンの流れに関わるような大一番にベンチ入りさせ、起用していました。

今回も同様の狙いだったと思われ、圧倒的な強さを見せ首位を突っ走る川崎に対しても、代表キャップ数の合計が200を超える3人組は全く気後れすることなく落ち着いてペースを作っていきます。川崎のハイプレッシャーと攻撃力に相手のチームがどんどんと飲まれていく様子をよく見かけるのですが、あわてる雰囲気が全然ありません。

しかしそれでも点を取るのが今季の川崎。22分、左CKのこぼれをペナルティーエリア左端で拾った田中選手。うまく相手を外してファーに突き刺します。さらに後半が始まった途端の46分、横浜FCのビルドアップを潰して小林選手に当てると、これを小林選手はダイレクトではたいて、さらに旗手選手がダイレクトシュート。狙い通りの得点。

しかしレジェンド起用の効果が直後に出ます。48分、左CKを蹴る中村俊輔選手。巻いて上から落とすような高精度キックを送り込み、これを小林選手が押し込みました。やっぱり川崎かなという雰囲気を断ち切る、さすがの左足です。

横浜FCがこのように、うまいことゲームの流れを互角に持ち込んでいたのですが、このあと象徴的なシーンが見られました。大ベテランたちはさすがにフルタイムはきついので、交代選手を投入。しかしその交代選手も千両役者。レアンドロ・ドミンゲスことニーヤンが入ってきました。そして66分、ニーヤン、ズバッとスルーパス、瀬沼選手がシュート。これを川崎GKチョン・ソンリョン選手が触ってコースを変え、バー直撃。

それに対して直後67分。左サイドの縦パスに、これを競り合いながらマイボールにした旗手選手。切れ込んでファーに流し込みました。どちらも大チャンスだったのですが、最後のところのちょっとした精度の差が、結果に出ました。

74分には、横浜FCは左サイドを押し込んでペナルティエリア前のニーヤンに。これを横へ流すと上がってきたボランチ佐藤選手がミドルシュートを叩き込み1点差にします。横浜FCが持てる戦力をフルに使って詰め寄っただけに、あのシーンが惜しかったなと思う試合でした。

第19節、浦和0-2横浜FC。

前節は大ベテランをまとめて先発させた横浜FCですが、この試合は先発メンバーをガラッと変えて、大ベテランはベンチにもいません。偵察する試合に川崎が絡むと、こうしてその試合だけ特殊になってしまうので困る。

さて試合は浦和ユース出身の松尾選手が、当時ユース監督だった恩師大槻監督の目の前で、強烈恩返し弾を2発放つ展開となりました。16分、手塚君が浦和GK西川選手のキックをインターセプト、すぐさま縦パスをつけて、松尾選手がミドルシュートを叩き込みました。

35分にはハーフウェーライン左端辺りでボールを受けたニーヤンが、右足アウトサイドの超絶スルーパス。相手をよけつつきれいに曲がって、ゴールへ向かう絶妙のお膳立て。抜け出した松尾選手がGK脇を抜いて決めました。

横浜FCはその後浦和の攻撃に対してしっかり中を締め、レオナルド&興梠の2トップの良さを出させません。浦和の追撃をしっかりしのいで、完封逃げ切りとなりました。

これを踏まえて横浜FC戦の展望です。横浜FCは目指すサッカーをぶれさせることなくじっくり追求して、だんだんと調子を上げている模様。対戦成績も去年はやられていますし、今年の第1戦もやられましたし、難敵です。

守備では。

J1に上がってもポゼッション志向を貫いている横浜FC。そのビルドアップを制限したいところ。試合により、手塚君か佐藤選手がアンカーな役割を果たしています。相手の様子に応じて、時には最終ラインに落ちてビルドアップに参加。まずここを潰したい。

ずーっと出ていなかったんですけれど、コンディションが上がってきたということで、ニーヤンが前々節は交代出場で、前節は先発で活躍。やはりターンがスムーズで高精度のパスを持っているので、めっちゃ怖い。しっかり潰したい。

使われる側としては、左サイドの松尾選手がとにかく速いです。J1初挑戦の今季も自分のよさを出せています。うまく抑えたい。

攻撃では。

オルンガさんが疲れているのではないかと気になっているのですが、今週はしっかり間が空きました。大活躍希望です!

この試合のテーマは恩返し弾ではないかと思います。第一弾は昨季まで横浜FC所属だった北爪さん。右サイドをガンガン突いてください!

そして前節の松尾選手と同じ立場なのが仲間君です。ユース時代の恩師の前で、豪快にぶち込んじゃってください!

昇格組同士、やられ続けるわけにはいかない!!

勝ちましょう!!

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