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2020/10/06

ジブリ大喜利

本日は日曜日のHON.jpブロードキャスティングで取り上げられた話題。

スタジオジブリが自分たちのアニメのカットを常識的な範囲で自由に使用可にして、それ用の素材をサイトに用意した結果、ツイッター上でいろんな大喜利大会か始まっているという話。放送で取り上げられたのは「#ジブリで語る編集」と「#ジブリで語る農業」。他にもいろいろなハッシュタグがあるようです。

こういうカットの使い方は、今までは厳密にいうと著作権法違反だけれども大目に見て黙認、という感じのグレーゾーンとして行われていたもの。そこにジブリがお墨付きを与えた形。ジブリの鈴木プロデューサーはラジオ番組で、作品を生き続けさせるためと話していたそうです。うまい手だなあと思います。

現在の情報流通においてはSNSの割合がとても大きくなっています。もう主戦場であると言っても過言ではないでしょう。ここでどうやってお客さんにリーチするか。コンテンツを作る側は真剣に考えてはなくてはいけません。マーケティング的には、まず接触頻度を上げて、お客さんに認知してもらうことが重要。従来で言えば、テレビコマーシャルをガンガン流すのは、そういう狙いで行われています。さらに言えば、接触頻度が上がると、ふと、またあれ見ようかなという気分になることも考えられます。

その時に、こういう遊びに使える素材を用意して、ご自由にどうぞとやっておくと、ある意味ファンの人が勝手に無料で宣伝してくれるようなものです。しかも使う側としても、みんなが知っている作品でなくては面白さが伝わらないので、国民的アニメであるジブリ作品であればもうバッチリ。完全にwin-winの関係が築けています。ほんとにうまい手だ。

というわけで、著作権に関しては基本的にはどんどん締め付けが厳しくなっていく方向で進んできたのですけれども、音楽なんかは絞めつけ過ぎて街中でふと耳にする機会もなくなり、ヒットが出づらくなっているのではないかとさえ感じるので、こうして著作者側でコントロールして、緩めていく手は有効なのではないかと思いました。

ただですね、これを自分の身に置き換えてみた場合。こういう手が使えるのは、ジブリ作品が超有名だからなんですよね。ネットの情報流通は、売れてるものがますます売れるという、増幅装置の側面を持っています。その一環とも言えるわけです。

現在のコンテンツ産業は、熾烈な消費者の余暇時間の奪い合いになっているのですが、この宣伝さえも、その奪い合いに加わってくる。そして、売れているものが目を引いてますます売れ、そうではないものは届かないまま、ますます厳しくなっていく。我々下々の者は本当に大変だなあと、ため息つくのでした。

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