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2020/09/15

縦書き横書き

日曜日、HON.jpブロードキャスティングで、ウェブトゥーンの話が取り上げられていました。PCで読むために発達していった、縦スクロール形式の漫画のことです。さらにその後の懇親会でもそれが話題になり、小説にも縦書き横書き問題があるよねという話になりました。

従来の紙の出版が少しずつwebに置き換わっていく、この過渡期的な状況で、なかなか難しい問題だと思います。

漫画について考えると。

もともと紙の本で読むことを前提に見開きで考えられていた従来のマンガに対して、スクロール形式で読むウェブトゥーン。僕自身は縦スクロール漫画にはいまいち馴染めておらず、横開きのものばかり読んでいます。

まあ、こういうのは慣れの問題が大きいと考えられ、最初からそれで読んでたら、そういうもんだでおしまいなのかなと思うのですが。

一つだけ、はっきりと気になっているのは、視線誘導に関連した問題。紙のページめくりはほぼ一瞬のうちに終わるのですが、スクロールの場合、コマの上部からだんだん見えてきてしまう。漫画のネームで画面の構成をする場合、前のページでためておいて開いてドンというリズムがかなり重要なのですが、それがなくなるのはけっこう気になります。

さて、従来本になることが前提で縦書きで印刷されていた小説に対し、横書き主体のウェブ小説については。

漫画は上記のように少し保守的な感覚があり、積極的に自分も取り組もうという気分にはなっていないのですが。なのに小説だとむしろ、自分の原稿は今全部横書きです。

発表している状態でも、例えばカクヨムは横書きですし、ガンズもnote版になったので横書き。ちなみに電子書籍にするときに使っているBCCKSは、編集画面は横書きで、表示するときに勝手に縦書きにしてくれるという仕組みです。つまり、限りなく横書き環境で書いています。

小説の場合あまり気にしていないのは、いわゆるリフロー形式と呼ばれる表示の仕組みのため。読む人の手元のデバイスに合わせて行送りが決まるので、どう見えるかをこちらでコントロールすることができないのです。つまり、上記で気にしていたようなめくってドン、なんて考えようがない。

コロナ中止になる前のコミティアに、ショートショートのコピー本を作って持っていったのですが、それにはそういうページめくりを計算した遊びを入れました。でも、ブラウザーで見るにしても、電子書籍のパッケージにするにしても、ふつうはリフローなので、それこそスマホの機種によっても画面サイズが微妙に違って、行送りが違う。

だったらもう、見え方にこだわってもしょうがないから、縦でも横でもいいんじゃないかなと思ってしまっているのです(^^;;)

もう一つ、読みやすくするために文節終わりで改行、そして行頭の方も一段ずつずらして表示、という研究についても触れられました。その方が読みやすく、読むスピードが上がるということなのですが、あそこまで行くとちょっと違和感が。文節終わり改行はいいような気がするけど、行頭段々が気になる。

最初の漫画の見開き構成についても、長く綴じ本という表示形式に合わせて発達したわけで、もし本が巻物のままなら、最初からウェブトゥーンのように発達したのかもしれない。つまり、物語をどう表示するのかは環境によって決まってきたわけで、今環境が変わっている最中なのだから、まだ変わっていく可能性はある。

いったいどの辺に着地していくんでしょうかねー。気になる。

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