じわり押し寄せるコロナ感染の影響
出版界隈にも、コロナウイルス感染拡大の影響が迫っています。
まず、本屋さんに営業自粛の影響が出ていました。実店舗系は他の業種も軒並み厳しい。加えて、町の本屋さんは環境変化により、もともと苦しかった。僕は、環境変化に対して対応できない知性なんて偽物と思っているので、いわゆる出版不況に対しては厳しめの目線を持っている人なのですが、ちゃんと対応しようとがんばっているところまでピンチなのはつらい。
さて、見えやすい実店舗のピンチに対して、分かりづらかったのが、出版社のピンチです。実店舗のルートがだめでもネット書店は動いているので、ある程度は吸収できるのでは、と思っていたら。
運送業者さんが、通販需要増大でぱんぱんで、生活物資輸送優先になっているとのこと。それでいて感染リスクもあるし、大変です。Amazonなどでは、品切れの本が出ても、在庫納入を断っているのだそうです。
時代の先を見据えて、電子書籍対応していたかどうかで、だいぶ影響が違ってきそうです。
さて、さらに漫画の現場。漫画は電子対応が進んでいるジャンルなので、出版の中でも影響は少ないのかなと思っていました。
が、週刊少年ジャンプ編集部から、作家さんのスタジオで三密を回避するため、作業が滞っているので、休載があるかも、というお知らせが。
制作現場の三密回避のために放送延期がアニメであったけれど、漫画にも来たか。誌面よく見ると、あ、仕上げアナログだ、という作家さんもいますしね。そしたらリモートワークどころじゃない。
今年のGWでジャンプの合併号が一回多かっただけで、僕はかなり嘆いていたわけですが、ぽこぽこ休載があるのもつらいだろうなー。
ほんとに早く、終息する日がきてほしいです。
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