本にも自粛の波
緊急事態宣言がなされまして、それを受けて近所のお店が閉まったり、営業時間を短縮したりしています。
ウチの近所では、スーパーの営業時間が短縮されました。スーパーは関係ないと思っていたので不意打ちでした。そろそろ夜食の買い出しと行ったら閉まってた。ちなみにいつも仕事帰りにお総菜を買っていたのですが、時間的にぎりぎりアウトっぽい。帰ってからのごはん、どうしよう。
さて、そんな感じでもう一段の自粛生活が始まったのですが、本日の話題は本です。
外出自粛で家で過ごすとなれば、インドアでできる娯楽が必要。そんな時に本は有力候補です。
ところが、その本も、自粛の影響を受けています。本屋さんでこの期間を休業とするところがちらほら。池袋のジュンク堂によく行くのですが、現時点で短縮営業になっていますね。
いつも使っている図書館は、すでに返却とネットで予約済みの本の貸し出しだけになっていて、館内で本を探すことはできなくなっていましたが、とうとう全面閉館に踏み切る模様。その前にと本の返却と次の本を借りに行ったら、僕の前の子連れのお母さんが、絵本を限度いっぱい借りていました。子供に家の中で我慢させるの、大変そうだなあ。
このように、本が活躍するシーンのはずなのに、手にするところに影響が出ています。
となると、ネット通販か、電子書籍か。この環境変化で、クローズアップされるのは、本との出会い方ではないでしょうか。
もともと、リアル書店は閉店続きで、生活範囲内にもう本屋さんがない地域というのは増えていました。リアル書店のいいところは、本のプレゼンテーション能力。なんとなく手に取り、なんとなく買ってしまうところ。ネット上ではその辺がもう一段ハードルが高い感じがあります。なので、いかに本をプレゼンしていくかが今後問われるだろう、ということを以前から考えていました。
そこがこの事態になって、ますます重要になるのでは。暇を持て余している人はいる。その人たちに「ちょっと読んでみようかな」と思わせられるかどうか。
出版社の中には、休校が始まった3月の段階で、無料公開に踏み切るところがありました。さらに期間延長のところも出ている模様。最近見かけた記事はこちら。
KADOKAWA、児童書サイト「ヨメルバ」での無料公開をラインアップを更新して4月30日まで延長 〜 新型コロナウイルス感染拡大を受け HON.jp News Blog 20/4/6
上橋菜穂子先生の『鹿の王』が入っていますね。読んで感想書いています。そういえばこれ、黒狼病という架空の疫病を扱って、パンデミックが出てくる話だ。選書としてもタイムリー。とても面白いお話でしたので、この機会にいかがでしょう。
とにかくこの感染流行は長い戦いになります。環境に対応していくことが大切です。そしてもうひとつ、長丁場だからこそ、それをピンチとしてとらえずに、変わるチャンスとしてプラスに転じていく姿勢が重要なのではないでしょうか。
僕自身もそうありたい。対応できるところはどこなのか、注目です。
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