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2020/03/14

さらに延期はどこまで続く

3/12のJリーグの理事会で、開催延期期間の延長が決定しました。再開は4/3から。欧米でも感染が広がりだして、いろんな競技で無観客試合とか開催中止とかになってますね。選手に感染者も出てますしね。

東京五輪を延期するべきではないかという声がだんだん大きくなっています。ずらすんだったら、来年の夏じゃなくて、暑さが落ち着いた秋にしない? 運動の秋って言うしさ? と思ったりするのですが。

延期した時、サッカーどうするんでしょうね、年齢制限。今年U-23になるように強化を進めてきているわけですが、U-24になるのかな。それとも新チーム作り直し?

ということで、サッカー一つとっても、感染拡大がどこまで続き延期がどこまで広がるのか、とても気になっているわけです。日常生活はなおさら。仕事は来週からはあるらしいんだけど、詳細がまだわからない。

ということで、武漢肺炎の今後について、ちょっと考えてみたいと思います。

感染拡大に関しては、日本はかなりがんばっているということが見えてきました。ダイヤモンド・プリンセス号でドバッと感染者が出て連日報道されたので、かなり社会不安が増しましたが、その後の増加はほどほど。

感染者は検査をどれぐらいがんばってするかによって変わるので、日本にももっといるはずだという話には賛同するのですが、それよりも重要なのは死者の数だと思うのです。このウイルスは感染しても無症状だったり軽症だったりというケースが多いようなので、重症化→死亡を何とかすればいい。そこの増加は防いでいる。

ただ、感染流行を抑えるのは、かなり難しいと思われます。だんだん感染のデータが出そろってきましたが、このウイルスはちょうどいい感じにいやらしい性質っぽい。

中国は数字いじるのが常態で、都合のいいデータを出すから信用できないなと思っていました。経済やばくなってきて習近平氏が号令かけたらタイミングよく中国では終息し始めましたよ。でも、武漢の動画配信していたフリージャーナリストが、連行されてどっか行っちゃってたりしてるので。そんな連中信用するほど、僕はお人よしじゃない。

逆に、そういう隠蔽工作をしたから武漢で大流行したという側面もあります。警告を出したお医者さんをデマを流したと摘発して黙らせ、対策を取らずに医療崩壊、そのお医者さんは院内感染して亡くなりました。そんなひどい状態でのデータだから、当然悪い数字が出ている。

つまり中国の場合、データが上に出ているのか下に出ているのか、よく分からない。なのでもっと条件がはっきりしているデータが知りたいなと思っていたところ、わかりやすい記事を見かけました。

ダイヤモンド・プリンセス号の感染データがあぶり出す「致死率」の真実 NEWSWEEK日本版 20/3/11

ハーバード大学医科大学院保健政策・公衆衛生部門講師のジェレミー・ファウスト氏の寄稿。注目したのはこの点です。

WHO(世界保健機関)は最近の報告書で、世界的な致死率を3.4%と予想以上に高く示したが、パニックに陥る必要はない。最終的には、この数字が1%を大幅に下回ることを示唆する、極めて直接的かつ説得力のある証拠が存在する。それは豪華クルーズ船ダイヤモンド・プリンセス号の感染データだ。

語弊を恐れずに言うと、隔離されたクルーズ船は、ウイルスの性質を研究するには絶好の実験室だ。何しろ、通常はコントロールできない多くの条件がそろっている。ダイヤモンド・プリンセスの場合、乗客・乗員3711人のうち、乗船時に新型コロナウイルスに感染していたのはたった1人で、それ以外は基本的に旅ができるほど健康で、限られた場所(船内)でウイルスにさらされた。

そう、ダイヤモンド・プリンセス号は、移送先が用意できず船内隔離となった結果、非常に有効なデータが取れているのです。乗員・乗客3711人。そののうち陽性と判定されたのは、この記事では705人以上としていますが、その後厚生省がチェックし直したところ重複カウントが見つかり、696人と訂正されました。その半分以上は無症状。死者は6人。致死率は0.86%ということになります。

これも踏まえてこのウイルスの性質をまとめてみると。

よかった点としては、致死率は当初言われていたほどではなさそう。ひどい数字が出ている所は医療崩壊している様子。無症状、軽症で終わる人も多い。子供はあまり悪化していない。免疫がしっかりしている40代ぐらいまでは致死率が上がらない。

それに対して、よくない点。致死率が予想より低かったとしても、やっぱりインフルエンザよりずっと高い。インフルエンザは去年の日本でだいたい0.03%です。ただの風邪と言い切るのは厳しい。あと、潜伏期間長め、完治までも長めでだらだら型。無自覚状態でもうつる模様で、感染拡大しやすい。

いやらしいなと思ったのは、微妙な致死率と、だらだら型なことです。無視はできずに広まっていく。なかなか収まりそうにない。

でも、じゃあ延々と移動規制や外出自粛してればいいかというと、今度は経済活動の停滞で生活できなくなって、自殺等の死者が出るんですよね。統計を見ると、不況の年にはっきり増えている。

どこかで折り合いをつけるしかない。そこに最初のサッカーの話も一例として入ってくるわけです。思い切って再開するのか、それとも無観客試合とかで対応するのか。決断する時期がやってくる。どうするんですかねえ。

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