新型コロナ検査と日本の対応
昨日の記事に書いたとおり、世間の様子を眺めていると、東日本大震災のあの混乱がちょっと思い出されるのです。トイレットペーパーもないし。そろそろ最後の1ロールだよ。デマ流した奴は痔になれ(呪い)。
そんなことを感じたので、このブログの2011年3月の記事を見てみると、やはり、原発事故について触れていて。
で、僕が身近な漫画家仲間のうちではわりと科学に詳しい理系出身者だったので、いろいろデマが飛び交っている中で解説役になっていたんですよね。ブログにもそれで、基本知識をまとめた回がありました。デマ飛ばしていた奴はそろそろ癌になれ(呪い)。
今回は、社会の分断が進んでいるので、反アベ的な煽りがけっこう飛び交っていますね。日本政府の対応は最悪、世界の笑い者、日本はもう駄目だ的なやつ。
ただ、海外の状況も追っているのですが、むしろ日本はがんばっているのではという様相になってきています。中国からの入国を、何を忖度したのかちょっと甘い対応をしたので、バシッと遮断した台湾のように水際で防ぐのには失敗したのですが。
感染者数はその後、韓国、イラン、イタリアが、追い抜いていきました。
韓国の感染者数が多いのはどんどん検査をしたからだ、日本もするべきだ、という記事も見かけました。そこでこちらをご覧ください。
新型コロナで「情報汚染」されたメディアが報じない「5つの真実」(松村むつみ)FRau 20/2/29
新型コロナ、全日本人が知っておきたい「大騒動の論点」(原田隆之)現代ビジネス 20/2/29
どちらにも共通して問題としているのが、PCR検査の精度の低さです。これは僕もちょこっと見かけていた話題。特に原田さんの記事が、その問題点をわかりやすく説明しています。精度が低いと、感染している人をしてないとする偽陰性、感染してないのにしているとする偽陽性が出てしまうのですが、本当にかかっている人が少ない場合、偽陽性が本当の陽性を圧倒してしまい、医療崩壊につながるという問題があるのです。なので日本では、無理に検査を増やさず、病状を見て重症の人は入院、という対応になっている模様。
ちなみに検査をバリバリとやった韓国ではここ何日かで、病院のベッドがいっぱいになり自宅療養となった高齢の患者さんが何人か死亡、激務を嫌がった看護師さんたちが集団で辞表をたたきつけ逃亡、ということが起きているようです。これはもう医療崩壊では。結局、重症者だけ入院に切り替えなくてはという話が出ている様子。日本方式でOKだったということですね。
ダイアモンドプリンセス号の対応も批判されていました。ほぼ同時期に同じクルーズ会社カーニバルのコスタ・スメラルダ号で、同様に発症者が出ましたが、新型コロナではなかったと、寄港先のイタリアはさくっと下船させました。これをもとに日本政府を批判した記事もありました。そのイタリアは、いまものすごい勢いで感染拡大しています。
先ほど触れたとおり、検査の感度が低くて、当たるのが50%ちょっとぐらいみたいなんですよ。ちなみに、乗員乗客合わせて7000人のうち、750人が中国人の乗客だったそうです。発症したのはマカオから来た女性。今となっては調べようがないんですけれども、もしかしたら、ここですり抜けちゃってるのでは。日本はあれでよかったのかなと思います。
今気になっているのは、中国外のデータが増えてきたので、そろそろあてになる致死率とか重症率がわかるのではないかということです。中国のは隠蔽がなかったとしても医療崩壊が起きた後のデータなので、実際はもうちょっと低いのではないか。低いといいなあ。
ということで、これから夜食を食べつつ、ニュースを探ります。
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