最近気になるあいつ
昨日インプットの話を書きましたけれども。
近未来のリアルな感じのするSFを書きたいなあと昔から思っているので、この先を予感させるニュースはけっこう気にして追っています。ツイッターでよくリツイートしているやつです。
ずっと気になっているのは、まず温暖化。これの行く先次第で、描く世界の風景が全然変わってしまいますからね。
しかし正直、未来は暗い感じ。最近見たニュースだと、オーストラリアの山火事の様子がすごいですね。大陸内部の乾燥化は温暖化のシミュレーションで予想されていたことですが、実際起きてみると、ほんとシャレになってない。
ちなみに、台風の大型化もずっと以前から予想されていて、一昨年の大阪、昨年の千葉と、立て続けに来ました。今年も来るのかな(((・・;;)))
しかし対策の方は、経済面のマイナス予想が足を引っ張って、あまり進んでいません。実際不況でも人が死ぬので、単純な解決策は取れないのですが。これは手遅れになってから慌てるパターンか。
人のあくなき欲望が、未来を壊していくのかもしれない。でも、これはこれでテーマになるなあと思うところが、作家の性。
もう一つが、歴史上連綿と続く人の営み。戦争です。
冷戦再びというふうになってきていますが、考えてみると、文化衝突の側面が強い感じ。価値観の違いで相容れない。今自分たちが当たり前と思っていることが、実はそれほど強固ではないのだ、ということなのだと思います。
これは難民問題としても同じ根っこから出てるなと思うところ。だから、平和とか多民族共生とか、理念としてはバラ色の未来が、なかなかやってこない。同じゲームをするためには、双方が同じルールに従うことを了承していなくてはいけない。足でしかボールを扱っちゃいけないなんてめんどくさいと、片方がルールを守る気がなければ、サッカーは成り立たないのです。
これは大きな対立から、国内の実質内戦状態まで、いろいろな形で表れてきそう。しかしこれまた、これはこれでテーマになるなと思うのが、作家の性。
ただ、問題は、これだけ気にして考えていても、肝心の作風が、どうもリアルな感じにはならなくて、このテーマをうまく扱えない感じがするところ。なんかちょっと緩いシーンを入れて、子供っぽくなってしまう。
頭で考えても、自分の本質と違うものは描けない。これはこれでまた、作家の性かもしれません(^^;;)
| 固定リンク
コメント