ただより安いものはない
ビューン、期間限定で雑誌の無料配信を行うテストマーケティングを開始 HON.jp News Blog 19/11/27
電子書籍では無料キャンペーンはもう珍しくないのですが、この記事の注目点は、「ビューンが提供する「ブック放題」のTwitterアカウントとFacebookページで配信される。」という部分です。
ブック放題は月額500円の読み放題サービス。もう十分安い。サービスに入っている人なら、追加で読んでもお値段が上がるわけではないので、実質的には無料と同じ。
なのに、無料キャンペーンを打つ。「無料」という言葉のいかに強いことか。ただより安い物はないな。そう思ったわけですよ。
確かに、紙の本の購買行動を考えると、書店で歩いていて表紙やタイトルに惹かれ、中をぺらぺらとめくって確認して、面白そうだと感じたら買う、ということが普通。そう考えると、ネットでもいかに中身を確認してもらうか、その敷居を低くすることは重要です。中を見てもらわなければ面白さも伝わらない。その究極が無料キャンペーン。
僕も最近は、まず読んでもらおうと、カクヨムで発表しています。ただ、思うのはですね。
小説はこのような投稿サイトが盛んなので、無料で読めるものがたくさんあります。ほんとにたくさんあるから、埋もれてしまう。さらに、それだけたくさんある中で、いかにお金を払ってもいいと価値を認めてもらうのか。そういう価値を作っていくのか。
これはセルパブだけではなくて、商業出版にも影響してくることだと思われます。読者からしたら、どこに載っていても小説は小説。その状況に慣れてしまえば同じものだからです。
本は買うものだという固定概念が、まず無料で読めるということにとってかわられたら、けっこう厳しいんじゃないか。
目にはっきり見えない質の差で、それだけの価値を生み出せるだろうか。
なかなか難しい課題ですね。
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