環境少女と未来を切り開く素材研究
9/29放送のサイエンスZERO「キズが勝手に治る!自己治癒コンクリート&セラミックス」を見ました。
ひびが入ったところを自然にふさぐ、新素材研究の話なのですが。
ちょうどタイムリーな話題だなと思ったのは、セラミックスの方。ジェットエンジンのタービンブレードに使おうと研究中。その中で、新素材を使って飛行機を軽量化、すると燃費がよくなるという話が出ました。
そこで思ったのが、最近話題の環境少女、グレタ・トゥーンベリさんです。
僕は地球温暖化にかなりの危機感を抱いていて、ツイッターでもちょこちょこ触れていますが、彼女には触れないようにしていました。小学生に温暖化について話す機会がよくあるのですが、正直、言っていることはその子たちとあまり変わりません。女子高生という属性と、思い込みの強い極端な性格と行動力で、メディアが取り上げやすい「おいしいキャラ」だというだけです。「本来メディアが、そんなキャラクターに頼らずに、もっときちんとした深い論議を世に広めないとだめなのに」と、見てるとむしろ現在のマスメディアの限界を感じていやな気分になるのです。
現在の地球人口は現在の経済規模で支えられている。経済が悪くなればポンポン人が死にます。何かを止めれば万事解決なんて、そんな単純なことじゃない。
まあ僕は、「人類絶滅させて一人前」のSF作家なので、「人を温暖化前の人口まで減らせばいいじゃない」という究極の解決策を唱えたりするのですけれども、さすがにそれは皮肉。ディストピア小説のアイディア。
現実にそれを救うのは、技術革新しかない。飛行機の燃費を上げ、排出二酸化炭素量を減らす、こういう地道な技術開発が大切だと思うのです。
飛行機を電動にするとか、燃料をバイオ燃料にするとか、そういう研究もありますね。そういうところに社会全体でもっともっと力を入れてほしいです。
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