出版物販売額の実態
『出版物販売額の実態 2019』という本が出たそうです。
本の取次会社である日本出版販売株式会社、いわゆる日版の、営業推進室出版流通学院というところで発行したそう。
2018年度の書店ルート販売額は前年比7.8%減、インターネットルート(紙媒体のみ)は5.3%増、電子出版物は25.2%増と推定。コンビニや駅のキオスク等のデータも載っていて、そちらは減少の模様。
取次会社がまとめたデータなので、紙と電子、ではなくて、流通ルートごとになっているのが面白いですね。ネットで探してネットで買うという行動パターンが強まっているというのがわかります。書店数は一万を割ってしまったそうですし、コンビニの書棚も縮小傾向ですし、まあそうなって行くよりない。
僕自身は、長くスマホ画面を見てると眼にきついので、長い読み物は、買えるものは未だ紙で買っていますけれども。しかも生活サイクルが世間一般とずれていて、よく宅急便受け取り損なうので、行き帰りの書店で買う方に回帰してしまっていますけれども。
自分がどんどん少数派になっていくだろうな、というのはわかっている。すると書き手としては、昨日まで書いていたように、目の前に本が並んできるところで買ってもらえないのであれば、読者の目の前に自分の本の情報を届けなければいけない。
つくづく、どう情報発信していくかが課題なのだと思うのでした。
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