中国産の児童書
元・日本独立作家同盟、現「本(HON)のつくり手をエンパワーする」NPO、HON.jp。電子出版のニュースブログhon.jpを継承したことを機に改名し、そちらがそのまま主力事業に組み込まれまして。
hon.jpのころから気になるニュースはここで取り上げていたのですが、正会員でもあることだし、応援という意味でも、もうちょっと頻度を増やそうかなと思ったのです。
そこで何か書こうと記事を眺めていたら、読み落としていたのを見つけました。
『米中関税の拡大がアメリカの児童書に打撃を与える懸念』 HON.jp News Blog 19/6/19
記事タイトルを見た時に、「そんなに中国の児童書を直輸入してるのかな、在米華人の子供向けなのかな」と思ったのですが、どうやら、向こうの印刷工場を使っている模様。
生産工場が海外にあるのは、他の製品なら驚かないのですが、本をよそで印刷することがあるのはびっくり。輸送費かかるけど、採算合うんだ。日本の本はしてないですよね? 現地の印刷単価がアメリカは高いということなのかな。
記事に子供向けの本の平均価格が20.01ドル、日本円で2200円ぐらいとあり、本の単価が高くていいなあとも思ったのでした。あまり取り上げられませんが、この単価の違いは日米の出版環境の違いに大きく影響しているのではと、常々考えているのです。でも、今更単価上げるのも難しいしなあ。
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