出版動向と電子雑誌減
2019年上期の紙+電子出版市場は前年同期比1.1%減の7743億円、電子は22.0%増の1372億円 ~ 出版科学研究所調べ HON.jp News Blog 19/7/25
公益社団法人全国出版協会・出版科学研究所の「出版月報」7月号で、2019年上半期(1月から6月)の書籍・雑誌分野別動向と電子出版市場調査結果が発表されています。
紙+電子出版市場は7743億円、前年同期比1.1%減となりましたが、電子出版市場は1372億円の同22.0%増と大幅に伸びています。いいことだ。
電子出版市場では、電子コミックが1133億円の同27.9%増と相変わらず伸びている他、文字ものなども166億円の同8.5%増。ラノベは伸びているそうで、こちらも朗報。使っている感触からすると、画面サイズが関係ない文字ものの方がスマホで見る分にはストレスないので、読書習慣が切り替わっていくにつれ、まだまだ伸びそうな気がします。
それに対して情報流通の形が変わっちゃってるんだなあと思うのが、電子雑誌73億円の同15.1%減。シェアの大きい「dマガジン」会員減少が響いたとのことですが、その時点で「雑誌」というひとまとまりで売るものじゃなくなってるんですよね。docomoのオプションサービス的な位置づけで伸びて、契約のやり方を見直したら止まった。紙しかない時には中身がわからない状態でも束で買っていた情報が、単品、ほしいものだけ、という形になっているんだと思います。
こういう行動の変化は他のジャンルにもあるわけで、それに対応していかなければいけない。考えどころですね。
あと電子雑誌と言えば、ガンズをがんばらないといけないのだけれど、早くこいこい夏休み。
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