偵察金沢vs水戸・Vとvs金沢展望
勝ち点では首位に並びまして、さあここからさらに勝ち続けたい金沢戦です。まずは偵察。
2019J2第21節、金沢vs水戸は2-2。
開始早々金沢が押し込んでビッグチャンスを作ったのですが、それをしのいで水戸が先制。9分、バイタルでボールを受けた白井君、プレッシャーがないことを瞬時に見て取り右足一閃、ミドルシュートを打ち込みました。お見事。
しかしすぐに金沢が追いつきます。12分、右サイド裏へ抜けた金子選手がゴールライン際ぎりぎりからクロスを上げて、ファーで加藤選手が外へ逃げながらヘッド。さらに前半終了間際の44分には、金子選手の右CKから垣田選手がヘディングで逆転。この直前に同じ形からのバー直撃があって、決め直した形です。
後半に入って58分、水戸の同点弾。グラウンダーのクロスを落としたボールを、中央に入ってきていた志知選手がミドルシュート、跳ね返りを自分で打ち直して決めました。
試合は同点で終了。水戸は堅守の要だったCBコンビのうち、伊藤選手がマリノスに移籍、連続失点が続いています。逆に補強では磐田からFW小川選手の加入が発表され、得点力増が期待されます。この辺でうまくバージョンアップを果たせるかどうかが、リーグの行方をけっこう左右しそうです。
第22節、金沢vsヴェルディは1-1。
前半はポゼッションでヴェルディが圧倒、なんと支配率69%に及びました。しかし金沢はしっかりマークにつき、シュートは打たせません。シュート数ではむしろ金沢が上回りました。
後半開始時金沢は選手交代。FW小松選手を山根永遠選手に。C大阪からレンタルで来たばかりの山根選手、懐かしの巌さんの息子さんです。巌さんは現役最後、金沢なんですよね。息子帰還で話題性十分、そしていきなり大仕事。49分、右SB長谷川選手が切れ込んで鋭いグラウンダー、GKがこぼしたボールを山根選手が押し込みました。金沢での初出場数分での初得点。この後もスピードを生かしていい仕事をしていました。
後半に入って、金沢はヴェルディの展開の起点となっていたボランチ井上選手へのマークを強めて、ペースを作ります。それに対してヴェルディはボランチ森田選手に代えて梶川選手を入れ、起点をもう一つ増やして対抗。これが実ったのが74分、梶川、井上のパス交換から左へ展開、クロスをうまくフリーになった林君が決めて同点。
試合終盤は金沢猛攻となったのですが、チャンスを作りながら決め切れず、同点で終了しました。
これを踏まえて、金沢戦の展望です。金沢の守備は粘り強く、強度も高いです。水戸戦、ヴェルディ戦とも、ポゼッションは相手が上回っていたのですが、しっかり対応できていて、シュートはそんなに打たれていません。ウチがボールを持って、金沢は前から行ってショートカウンターという展開が予想されます。
守備では。
まずカウンターの先鋒となるのが、FW垣田選手。186cmと大型でターゲットになるだけでなく、突進力もあってボールを運べます。シーズン序盤は不調でベンチ入りできておらず、前回対戦時にはいませんでした。運動量も豊富で要注意です。
この垣田選手を筆頭に、金沢には180cm超の選手が数多くいます。出場予想のあるFWクルーニー選手に至っては193cm、右SBの長谷川選手も179cmある。ゴール前に5、6枚のターゲットを置けるので、セットプレー要警戒です。
この2試合サブに回っているFWクルーニー選手が先発予想、違ったとしても小松選手183cmで、垣田選手とともにツインタワー戦略が取れます。そこにクロスを送る右SB長谷川選手は突破力があるので、しっかり対応。
攻撃では。
最近、課題の決定力にだいぶ改善傾向が見られるのですが、その真価が問われます。金沢は組織的にしっかり守れるチームで、前から追うだけでなく、押し込まれてもがまんして、シュートを打たせずに粘れます。その中でチャンスを作り、決め切れるかどうか。
チャンスを作るというところではクリス&小池の右サイドに期待です。相手の組織が堅いなら、そこをひっくり返したい。個の能力という点だけでなく、連携も高まっているので、ゴールライン際まで崩してしまいたい。がんばって!
崩した後は、2トップ。得点力が上がっているオルンガさん、江坂さんに、中でドッカンと合わせてほしい!
先発落ちからの反発力を見せ、大仕事をやってのけた瀬川君には、引き続き期待しています!
大混戦を抜け出そう!!
勝ちましょう!!
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