小惑星トウキョウ
昨日のウルティマ・トゥーレとちょっと絡んだお話。
三が日の間は仕事が午後だけだったので、午前中に停滞しているガンズの挿絵を描いてました。
で、自分の作品『キャプテン・ラクトの宇宙船』の挿絵に取り掛かってたのですが。
この間の通り、舞台は小惑星トウキョウ。実在する小惑星です。英語はtokioで登録されているようなので、トキオの方が正確だったかなと思いつつ、分かりやすくしました。宇宙には、日本の地名が付いているところがいくつかあるようです。
さて、そのトウキョウ舞台の絵を描こうとしていて思ったのが、最近の宇宙探査、特にハヤブサくんたちの活躍です。感動的な帰還で有名になった1号に続き、現在は2号が小惑星リュウグウに到着、これからいろいろなミッションを進めようとしています。
実際に現地に行って撮影した画像が公開されたことで、小惑星に対する自分のイメージがだいぶ変わっているなあと思ったのです。
昔はもっとでかい岩の塊のイメージで、一枚岩っぽかった。しかし、実際の画像を見てみると、小惑星は太陽系創成期から離散集合を繰り返している結果、表面に岩がゴロゴロ転がっています。イトカワなんかはどうも二つがくっついて、その境目を砂が埋めているような。
ということは、もっとガレ場みたいな感じに、と描いたところで、さらに考えた。ちょうどですね、録りだめておいた隕石を扱った科学番組を見てたんですよ。鉄成分の多い隕石は、微惑星が砕けて、その金属コアが由来、と言ってたんですけれども。
トウキョウはM型の金属小惑星だから、やっぱりそういう由来なのか。そうすると、でかい金属の塊なのか。イトカワやリュウグウとはちょっと様子が違うのだろうか。探査機ロゼッタがルテティアというM型小惑星を観測しているんだけど、再接近で3000kmぐらいだから、地表面がよくわからない。やっぱりハヤブサくんみたいに着陸してくれないと。
ハヤブサくんの1号機はS型、2号機はC型小惑星を探査したので、3号機を作るとしたら、M型小惑星がターゲットになるのでしょうか。
しかしそれまで待てない。下書きの描き直しはどうしよう?
『銃と宇宙 GUNS&UNIVERSE 04』 かわせひろし、山田佳江、にぽっくめいきんぐ、米田淳一、波野發作、神楽坂らせん著
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