ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 6
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 6 (大森藤ノ・著)を読みました!
第18階層での死闘を終えて帰還したベルたち一行。ヴェルフは念願のレベル2にランクアップ、念願の発展アビリティ【鍛冶】を得た。そのお祝いの席で、ベルたちは他のファミリアのグループに絡まれ、喧嘩騒ぎとなる。
そのファミリアとは、ベルたち【ヘスティア・ファミリア】よりずっと格上の【アポロン・ファミリア】。実はその主神アポロンが、ベルの強奪を画策しており、最初から狙って仕掛けた罠だった。因縁を付けられて抗争となり、ベルとヘスティアは街中を逃げ回ることになる。これを打開する逆転の一手は……。
一口に小説といってもいろいろなジャンルがあります。そして、そのジャンルで主に書かれる内容は、他の表現形式のものとも共通していて、一つのフィールドを作っている。
そういう考え方だと、ライトノベルは、マンガやアニメ、ゲームと近いフィールド。特に少年漫画と近しくて、感情的にがっと盛り上がるようなシーンが書かれることが多い。
この作品は、そういうところの文章がうまいなあと、いつも感心していています。今回の山場のアクションシーンも、ベルとアイズの気持ちが重なるところとか、とてもうまい表現。
あと、けなげっこに弱い僕はリリ推しで、彼女が主神ソーマに神の酒の力を振り切って願いを告げるところも、感情の盛り上がりがたっぷり表現されていて、いいシーンだなあと思いました。
自分でもこういうテンションを書けるようになりたいですねえ。
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