ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 4
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 4 (大森藤ノ・著)を読みました!
因縁のミノタウロス越えを果たし、レベルアップしたベル。史上最速のレベルアップに、人々からも神々からも注目の的になっていた。十分力もついたことだし、ダンジョン中層域へと進出したいところだが、周りからは反対の声があがる。1人メンバーを増やして、3人パーティーで向かうべきという。しかし弱小のヘスティアファミリアには、ベルの他には構成員がおらず、増員のあてはない。
とりあえず壊れた装備を新調しようと武器店に向かったベルは、そこで以前の自分の防具を作った作者、鍛冶師のヴェルフと出会う。意気投合し専属契約を結んだヴェルフは、さらに発展アビリティ『鍛冶』獲得の経験値を得るため、パーティーに加えてほしいという。なんと彼は魔剣を聞かされ打つことができる、クロッゾの一族で……。
本編はヴェルフが仲間になることがメインの、前巻までと比べるとちょっとつなぎの要素が強い回。
山場は、ベルの新しいスキルが発動してわりとあっさりと勝ってしまうので、これまでに比べると盛り上がり方こそ低めですが、読後感はとてもさわやか。こういうお話も好き。
あとここまで、「アニメ全話一挙配信を見たために話の筋を知っている」とぼやいてましたが、この巻には他に短編が2本収録されていて、これが初見のお話。
お話初見は一期一会なのです。どうオチるかわからないことをじっくり堪能。
これもさわやかに終わるとてもいいお話で、読後感は大満足なのでした。
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