攻める講談社
環境の変化についていける出版社と、ついていけない出版社があるんだろうと思っていろいろニュース見てるんだけど、講談社は攻めてるなあと感心。 https://t.co/Qu1ZgvIjYf
— かわせひろし@ガンズ5号発売キャプテン・ラクトの宇宙船掲載中 (@kawasehiroshi) 2018年9月11日
デビュー作大ヒットの天才と思われた人が一発屋で終わったり、長く生き残っている腕の確かなベテランの先生でも当り外れがあったり、面白さには経験により上がっていく表現の腕とは別軸のアイディアの質の問題があり、しかもそれは「降ってくる」と言われるように、偶然性が作用していると思われ。
すると何枚目に当りアイディアのカードを引くのかは、天のみぞ知るということになる。その時、現在は本人が諦めなければ、当りを引くまで書き続けられる環境がある。中には、粘りに粘って当りカードを引く人がいるはず。そう考えると一度デビューした人は表現の腕は確かな人材。あとは当りを引くだけ。
そういう視点の逆転が考えられる一方、出版社側からすると、以前は才能の集まる窓口は新人賞と持ち込みだったけれど、それが投稿サイトのようなプラットフォームに移行している環境の変化があり。そこで自社サイトを構築し、さらに才能の集まる仕掛けをしている講談社は攻めてるなあと感心するのです。
さて、当りカードという表現をしても、すべて偶然に頼っていてはだめで、当り確率を高める努力、アイディアのアベレージを高める努力は必要。ということで今週の目標は、新作アイディアいくつか出すこと。その中から選ぶ一人コンペ。目標は木曜まで四つの一日一つ。昨日の分は出た。今日のはまだ。18/9/11
講談社が、ガンズ関連では米田さんやらせんさんが利用しているトークメーカーを飲み込んで、ノベルデイズとして小説投稿サイトの運営に乗り出したのですが。
さっそくイベントを立てて話題を作っていたので、攻めてるなあと思った次第。
しかも、つぶやいたとおり、目の付け所が面白いですね。
プラットフォームって、人が集まっているところにさらに人が集まる循環ができて、独り勝ちしやすいと思うんですよ。そうすると、いかに自分のところに人を集めるか、しかも早い段階で、かつ能力のある人を、という競争になる。
その時に後発のノベルデイズが、腕は確かなプロ経験者を自社に引き付ける手を打ってきたのは、なかなか興味深いと思います。
いろんなプレイヤーがいろいろ手を打ってきている中、さて、自分はどうしようか、考えどころ。
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