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2018/07/01

ロシアW杯その11 劇的展開

グループリーグ最終節は、日本以外でも、勝ち点計算が絡んでいろいろとドラマチックになっていました。

グループリーグAはすでに進出チームは決定済み。サウジアラビアvsエジプトは2-1。

サウジアラビアの勝利には、VARが大きく貢献。1点目はVARでPK。決勝点になった2点目は、オフサイド判定がVARチェックでOKに。

この大会大活躍のVAR判定ですが、試合の流れが止まるのではないかという事前の懸念は、僕はあまり気になりません。微妙な判定は今までも抗議で止まってたし、それに比べたら、どっちだとはらはらしながら待つのは、むしろ気持ち的に盛り上がるアクセントになっている気がします。

納得感もあるので、普段の試合もこうしてほしい。Jリーグも、はよはよ。

グループA、ウルグアイvsロシアは3-0。

ここまですべてがうまく回って、快勝を続けていたロシア。禍福は糾える縄の如しという感じで、この試合はひたすら裏目に出ます。

1失点目はFK。壁に入ったウルグアイ選手が気になったのか、キックの瞬間ぐっと体を寄せてそこを潰しにいったら、逆に空いたところを通され。

2失点目はミドルシュートがDFに当たって、コースが変わり。

さらに右SBのスモルニコフ選手がイエロー2枚で退場して、10人に。

ここで不運を吐き出したのか、次もそのままなのか。この結果、ウルグアイは1位通過で、次はポルトガル。ロシアが2位通過で次はスペイン。

グループB最終戦は、終盤劇的展開だったので2つ同時に行きましょう。ポルトガルvsイランは1-1。スペインvsモロッコは2-2。

同時に始まる最終節、90分になった時には、ポルトガル1-0イラン、スペイン1-2モロッコで、勝ち抜けはスペイン、ポルトガル。

アディショナルタイム、イランはVARでPK獲得。ほぼ同時に、スペインがオフサイドで取り消された同点ゴールがVARで復活。イランは引き分けだけでは肉薄してもスペインに総得点で並べず、しかも向こうが勝ち点1先行したので、勝つしかない。

チーム関係者は事前にポイント計算して整理してあっただろうと思いますが、僕は「え? 今追いついたの? いや、スペインがまたリード?」と、見ていて大混乱ですよ。

結局イランは勝ち越しならずで、グループリーグ敗退。スペインが1位でロシア。ポルトガルが2位でウルグアイ。

グループC、デンマークvsフランスは0-0。ペルーvsオーストラリアは2-0。

この試合までの勝ち点はフランス6、デンマーク4、オーストラリア1。フランスは勝ち抜け決定で、デンマークは引き分けでOK。それが試合展開に大きく響きます。

とにかく失点しなければ何とかなるデンマークは、前半はいいカウンターがあったのですが、だんだんと攻めっ気をなくしていきます。全員守備に戻るべた引き亀作戦。会場のお客さんからブーイング。

日本も残り10分まったく攻めずに、ブーイング受けたし、試合後も批判の声がありますが、でも、W杯はこれでいいと思うんですよね。目的が違うから。

普段のリーグはホームチームの主催試合で、勝敗だけでなくお客さんの満足度も重要。そこにみんなの生活が懸かってる。今では普通になった勝利の勝ち点3は、昔2だった時に弱いチームの引き分け狙いが露骨になって試合が退屈だと声があって、改革されたんですよ。他にも、勝っても負けても応援してよかったと思わせることは大切だし、愛せるチームを作ることも大切だと思う。

それに対してW杯は、より結果が求められる。グループリーグは3試合しかなくて、1試合の重みが違う。特に第3戦は、負けたら次の試合でがんばればいいよなんて言えない。次の試合は来週じゃなくて4年後で、それすらもあるかどうかわからないのです。

そういうことを理解して、結果を得るためにすべてを尽くす。そういうぎりぎりのせめぎあいが、W杯の面白さだと思います。

ちなみに、強豪国がそろう南米では次出られるかどうかがわからないペルーは、最後の試合で力を尽くして、40年ぶりのW杯勝利。サポーターも笑顔でした。

グループDは大混戦。アルゼンチンvsナイジェリアは2-1。クロアチアvsアイスランドも2-1。

2戦終わったところで、クロアチアは2連勝で勝ち抜け決定。2位以下がアルゼンチンの不調により、ナイジェリアが勝ち点3、アルゼンチン、アイスランドは1と、どのチームも可能性あり。これが目まぐるしく入れ替わりました。

まずは14分、アルゼンチンが待望のメッシ選手の得点でリード。飛び出して後方からのボールを見事にコントロールしたさすがのゴール。この時点で2位アルゼンチン。

51分にナイジェリアがPKで追いつくと、再びナイジェリアが2位に。

53分クロアチア、76分アイスランドにも点が入りますが、ナイジェリアにい変わらず。

86分にアルゼンチン、ロホ選手の決勝弾。これでまたアルゼンチンが2位になり、最下位からの大逆転となりました。

しかしそれも紙一重。90分にクロアチアが1点取っているのですが、これが逆にアイスランドだった場合、得失点差でアイスランドが2位だった。アイスランドもわかっていたのでしょう。リスクを取って前がかりになった中、プレッシングに引っ掛かっての失点でした。

という劇的展開だったのですが、まさか次の日、もっとすごいことが起きるとはねえ。

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