監督交代とTMvsつくばFC
監督交代が起きてしまいました。
最悪だ。
成績不振での監督交代は、サッカー界ではよく起きることなのですが。
ぶっちゃけて言うと、監督だけに責任があるんじゃないのに、とりあえず交代して問題が先送りになるケースが見られて、そこがものすごく心配なのです。
特にこれで、吉田監督の時から始まった、トップとアカデミーの融合が頓挫するのではないかというのがとても心配。社長コメントに「育成だけでは勝てない」とあったので。
精緻なビルドアップ理論をベースにしたサッカーは、吉田監督がアカデミーコーチだったころに主導的に始まり、それがアカデミー全体のフィロソフィーとなっていきました。
吉田さんはフロントを経て、監督となり、クラブ全体をそのフィロソフィーで運営する形になったのですが。
残念ながら吉田理論は、ビルドアップのところの精緻さに対して、守備や最後の崩しのところはそこまでではなく、成績が伴わない。ウチでは今まさにそこが問題になっていて、他グラブでもそう。このあいだ甲府を解任されていましたね。
ただ、僕はこれを捨てるべきだと思ってないのです。なぜかと言えば、これがウチが勝つための道筋になるかもしれないと思っているからです。
サッカーの好みでいえば、僕はパスサッカー信者ではないので、このサッカーじゃなくてもいい。というか、あのままネルシーニョ監督がずっと続けててくれて全然OKだった。
でも何か一つ、基準になるものを作り、それに沿ってチームを作っていくのは重要です。ムダがなくなるからです。
監督ころころ変わって、やるサッカーもころころ変われば、積み重ねがなくなる。せっかく若手が芽を出しても、次の監督になったら合わないということになって出番を失い、挙句移籍。そうなったら育てるために使った時間が無駄になる。実績のある人を連れてきても、次の監督のサッカーにフィットしないとなればすぐいなくなり、お金も無駄。
そこで、一つの基準があれば、やるサッカーは変わらず、選手育成に使った時間も、補強に使ったお金も無駄にならない。すぐさまチームは成熟するし、その効率のよさで勝っていけるのです。
ということで、このサッカーを推し進め、むしろ守備とかゴール前とかをアップデートしたレイソルのフィロソフィーver.2を作ってくべきと思っていて。
中断期間に入ったら、シモさんにそこを何とかしてほしいと思ってた。
正直フロント側は、そこがふらふらしてるんですよね。
吉田→メンデスの時にサッカー真逆になったのなんか、まさにそうだし。
その後の選手補強で、お金使ってるわりにフィットしてないのもそうだし。
このフィロソフィーでチーム作ろうと、本当に思ってるのかな。
ウチって日立からいただいたお金を切り詰めて使う以外、方策ないじゃないですか。サポーターからファンサービスの提案があっても、ファンを増やす活動の提案があっても、毎回ご理解くださいで終わってるし。乾いた雑巾さらに絞るみたいなことしかしてない。
極限まで切り詰めても、もらったお金は増えない。三木谷マネーでイニエスタとかに、どうやって勝つのか?
がんばりますなんて、プロならみんながんばってるんだから勝ち筋にならず、「どう」がんばるかが重要なのに、どうするのか?
もう、そんな不安がぐるぐると渦巻いています。
大丈夫かな……。
という中での練習試合、vsつくばFCは5-2。
ハモンさんハットトリック。
ぶっちゃけハモンさんがもっとフィットしてくれて得点力上がっていれば、どこかで追加点取って勝ち点落とすの防げていたわけで。
がんばってええええええ!!!!
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