セルパブ!夏の100冊2017
セルパブ!夏の100冊2017 (ぱぶにゃん・著)を読みました!
セルフパブリッシング本のガイドブックです。2017って、去年の本をいまさら読んだのかと思ったそこのあなた。違いますよ、このあいだ出たんですよ! 書き間違いで2018が2017になってるのでもないですよ!
去年企画されてた本が、諸事情により遅れて、ようやく出たのです。お疲れ様です。
ただ、「読みました!」と言いながら、全部はまだ読めていません。本の紹介を全部読むのは大変なので、とりあえず対談から読んで、他は暇見てちょこちょこ拾い読み中。
その対談の中で一番のヒットは、3つ目の『折羽ル子×くみた柑×淡波亮作 漫才「アワナミーを待ちながら」(2017夏)』。でした。というかね。反則ですよね。すでにタイトルに漫才って入ってますしね。他の対談4本に対して浮きまくりで、とても面白かったですw
他の対談も、いろいろと示唆に富み、参考になることがあって、これらを読むだけでも価値がありますよ!
僕には特に、一つ目の対談、『西崎憲×隙間社 インタビュー「文芸電子書籍への布石」(2017夏)』の、西崎さんの活動と考え方が興味深かったです。商業出版vsセルパブという二極構造ではなくて、そのあいだのスモールプレス。その時のツールとしての電子書籍。この領域って、もっと活発になっていくのではないでしょうか。
さて以前、『このセルフパブリッシングがすごい!』の感想にも書きましたが、とにかくセルフパブリッシングの問題点は、広める力が弱いことです。読者の側からすると、発掘しないといけないから大変。
そこで、こうした本にはとても意義がある。
無料の本ですから、当然無償です。中の人には本当に頭が下がります。
えらい!
すごい!
かっこいい!
なんでこんなに持ち上げているかと言うと。
最後に宣言していますが、ちゃんと2018も作るのだそうです。大変だけど、がんばってー!
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