同盟とセルパブと時代の移り変わり
先週末に日本独立作家同盟の正会員集会がありまして。
その中で、同盟ができて5年という話が出て、早いなあと思ったのです。
KDPが日本にも来て、セルフパブリッシングという新しい流れができ、そして鷹野さんの呼びかけがあった。そこから5年。うむ、早い。
ちなみに『宇宙犬ハッチー』で小説家デビューしてからも5年です。
同盟のほうは純粋に早いなあですけど、こっちは苦節5年の苦味がありますな(嘆)
最初僕の考え方としては、商業出版とセルフパブリッシングは別物で、商業出版では拾ってもらえないアイディアを世に出すための避難所的なイメージでした。だから手持ちカードを整理して、合うやつを出す、みたいな言い方をしていて。
でもこの5年の間に、商業出版とセルフパブリッシングは、だんだん近づいてきているような気がします。
実際同盟の活動も、独立作家という単体の個人から、月刊群雛でアワーセルブスなパブリッシングとなり、ノベルジャムではさらに従来の出版の構成要素のうちの最小ユニットで最短期間で、という形になってきています。
僕の中では、「結局、作家個人がファンを捕まえて数字を持ってないとだめなのではないか」ということで、商業出版のほうがセルパブ的な世界観に近づいているイメージになってきています。
これが時代の移り変わりということなんだなあと思うのでした。がんばらないと。
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