子供の夢
子供の夢の調査結果が発表されていました。第一生命「夏休み子供ミニ作文コンクールアンケート・大人になったらなりたいもの」。今年のトピックは男の子の一位が学者・博士になったこと。15年ぶりだそうです。
並べてみましょう。同率のところは空白。
男の子
- 学者・博士
- 野球選手
- サッカー選手
- お医者さん、警官・刑事
- 大工さん
- 消防士・救急隊
- 食べ物屋さん
- 建築家、水泳選手、電車・バス・車の運転手、料理人
女の子
- 食べ物屋さん
- 看護士さん
- 保育園・幼稚園の先生
- お医者さん
- 学校の先生(習い事の先生)
- 歌手・タレント・芸人、薬剤師さん
- 飼育係・ペット屋さん・調教師
- ダンスの先生・ダンサー・バレリーナ、デザイナー
サイトには過去の結果も並んでいます。子供のなりたいものは、だいたい固定していて、要は子供が身の回りやテレビなどで目にすることのできる職業から選んでいると思われます。ざっと見てみましたが、女の子のトップ、食べ物屋さんの20年連続首位はすごい。抜群の安定感。
こういう調査をしてるところは他にもあって、若干傾向が違うんですが、でもこれは児童向けの小説を書く身にとってはアイディアの宝庫ですね。子供の興味のあるものがわかります。
魔法使いとかのファンタジー職業が入ってきませんけれどもw
でもこれをきっかけに、そのままでも書けるし、組み合わせてもいいし、色々ひねり出せます。早速ひとつメモ。
そんなことを考えると同時に、現在の児童書は子供の夢に寄り添ってないのではないかと思いました。
これが題材の本がもっと巷の本屋さんの本棚にあってもいいはず。特に男の子のトップスリーを題材にしたもの。探せばありますが、このアンケートの人気には及ばない。
男の子が本を読まないとよく言われるのですが、興味のあるものが売ってないのだからそりゃ読まない。
というかですね、SFにスポーツものって、疎外されているのは僕ではないですか?w
そりゃ本流から外れて苦しくなるよな。でも、裏を返せば、ここでがんばればブルーオーシャン。
そしたらがんばるしかないと、思いを新たにしたのでした。
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