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2017/11/08

需給タイプと作家タイプ

前の記事で書いたとおり、需要と供給には3パターンが考えられます。①多くの読者と多くの作者 ②多くの読者と少ない作者 ③少ない読者と少ない作者。

そうすると成功する作者にも3パターンが考えられます。A.書きたいものが大きな需要にぴったりかみ合っている天才 B.大きな需要に合わせて書く努力家 C.小さな需要であることを自覚して、その中できちんと成立させる現実家。

需給①②と作者ABが対応しています。Aは言わずもがなですね。素直にがんばって書けば、それで成功するタイプ。実はセルパブもこのパターン多いんじゃないかと思います。好きなものを好きなように書いているから。

ただ需給①は競争激しいので、「がんばって」がかなり大変なことになり、そこで勝ち残るには、まさに天賦の才が求められるでしょう。

Bは一度うまくいかなくて、描き方変えてくる漫画家さんとかで見かけますね。プロとしてはとても大切な能力。あと、職業ものを描いている作家さんは、調べて描いているという点で、これに当たるのではという気がします。

そして③とCが対応していて、ここがマイナージャンルになるわけですけれども。

需給①②③で語られている「大きな需要」というのは、単にジャンルの話ではありません。どこに力を入れるか、何を中心に書くかという、味付けについてもポイントになります。

そうすると、メジャーなジャンルだけど話の展開は独特、というような作品も考えられます。例えば漫画でどメジャーなジャンル、スポーツもの、バトルものでは常勝が基本です。特に少年漫画だとそう。負けるとアンケートに響く。

でも、実際は勝ち続ける人なんてほんの一握りどころか、爪の先ぐらいなもんだし、負ける人のほうに感情移入するんだ、という人もいるかもしれない。

僕は読者としては下ごしらえをしっかりしてほしいタイプ。でも、それは同志の読者が少ないのか、アンケート的にはあまり芳しくないんですよね。僕向きのをもっと作ってほしいなと思っているのです。

このように、③のところが回るようになるかが、全体のバリエーションを豊かにすることにとって重要なので、Cタイプの作家さんはがんばってほしい。

③はほんとにプロモーションが問題なんですよねえ。どうやって届けるべきか。

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