電子書籍衰退?
にぽさんがこんな記事についてつぶやいているのを見かけまして。
米出版社が立ち戻る「紙の本」 電子書籍の販売減少で https://t.co/eOMUrQoqXi @WSJJapanさんから
ふむ……。なぜこうなっているんだろう?— にぽっくめいきんぐ@ギアチェンジ (@mamantick) 2017年10月16日
米出版社協会発表の統計で、電子書籍の販売が減少、紙への回帰が見られるという記事。僕も読んでみて、これはセルフパブリッシング分が入ってないみたいだから、全体の数字が知りたいねと言っていたら。
鷹野さんもこれについてつぶやいていて、データの載ってるサイトを教えていただきました。ありがとうございます。
全体のデータを見てみると、五大出版社が電子書籍の値段を上げて、シェアをガクンと落とした結果のようです。ネットは見通しが悪いので全体像を把握するのが難しいですね。
さてこの記事を読んで、不思議だなと思ったことがあります。日本でも感じるのですが出版関係の人の中に多く見られる、技術の進歩、世相の変化に対するアレルギーとでも言えるような反応です。世界共通なんだ。不思議。
「スクリーン疲れ」とか「は?」みたいな感じなのです。まあ確かにね、老眼だとスクリーンのバックライトで目が疲れるけど。(その意味ではない)
動画やゲームが衰退してないのに電子書籍だけ「スクリーン疲れ」だなんて、それはコンテンツの中で一人負けという事態で由々しき問題のはず。なのにそこに気づかないかのように紙の本への回帰が本来の姿、印刷こそが本の本質でとても重要、喜ばしいというニュアンスが行間ににじんでいます。日本でも「紙とインクの匂いが」という意見を見かけたから、これも共通。不思議です。
とりあえず、電子書籍全体の問題ではない、ということがわかりました。となると、紙は伸びてて、電子書籍も伸びているという、とてもいい話ですね。
アメリカと日本は前提条件が違うので、まったく同じように進むわけではないのですが、負けじとがんばりたいところです。
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