魔法科高校の劣等生 21 22 動乱の序章編
魔法科高校の劣等生 21 22 動乱の序章編 (佐島勤・著)を読みました!
四葉に恨みを募らせた大漢の魔法師、顧傑(グ・ジー)の仕掛けた世論戦。顧傑はアメリカ軍の介入により死んだが、それはまだ生きている。大きな力を持つ魔法師に対する一般市民の恐れを糧に、反魔法師運動は未だ続いていた。
そんなおり、ブラジルで反政府ゲリラに対し大規模な戦略級魔法が使用され、大勢の死傷者が出る。反魔法師運動の活性化が懸念され、魔法師の側からもいろいろな動きが出始めた。国防軍情報部では達也の国家に対する忠誠心が疑問視されて……。
この作品では今まで、日本、中国、アメリカぐらいしか出てこなかったのですが、前回オーストラリアが登場、この巻でヨーロッパ諸国も出てきました。話が広がっていって、わくわくします。
この巻で登場の新入生、矢車侍郎(やぐるま・さぶろう)と三矢詩菜(みつや・しいな)。達也と深雪に似ています。兄妹ではないけれど、小さいころからの幼馴染。侍郎は詩菜の護衛役。そして侍郎は、生まれつきの異能、念動力があるために、他の魔法がうまく使えない。そして詩菜は十師族、三矢家のお嬢様。侍郎にちょっとやきもちやいてみたりします。
腹黒いところがある達也と深雪に比べて、こちらの二人の方は裏がなく善良で、ほのぼのと見守ることができるカップルでした。
さて、世界展開を始めたお話ですが、一番の焦点は、達也の身の回り。達也はチートで一対一なら無敵だけれど、性格に難ありで、それで追い込まれていきそうな展開です。どうなるのでしょう。
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