目標は自分で決める
創作活動の目標はやっぱり自分で決めなきゃだめだと、このGW中に強く感じたのです。
昔々は、そもそも媒体が少なかったので、成功のパターンも限られていて、目標も必然的に絞り込まれていた。そんなことわざわざ確認しなくたってわかるでしょ的に。
でも今は、媒体も増えた。ネットで世の中に流れる情報量も増えた。その中で、読者の好みも細分化されている。さらには電子書籍で、出版社を通さなくても成り立つ可能性まで出てきた。
こうなってくると、ゴールをどこにするか、ちゃんと決めておかないといけなくなってきます。場によって求められるものが違ってくるからです。
確かに物差しを金銭一本に絞れば、「売れれば売れるほどよい」という単純な話になります。
でもですね、この間のコミティアで、連載作家の友達が、すごく熱心なファンの人に捕まってたんですよ。ファンの人はその友人作家の作品が自分にとってどれだけ大切なものか、本人に伝えなくちゃと一生懸命だったんですよね。
これを単純な金銭の物差しで計っていいのか。
テレビに出るような有名人を神輿に担いで、ゴーストで固めたチームで作り、炎上マーケティング仕掛けた方が売れるけど、果たしてそれは目の前のこれと、同じものなんだろうか。
そう思ったのです。
そういう話とは逆に、ゴールがずれてることでぐちゃぐちゃになっていく打ち合わせとかも経験しているんですよ。
まず、どういう人に読ませたいのか。それによって売り上げ期待値の最大も変わってきます。それをきちんと受け入れられているのか。「好きなもの描いてください」と言われた後に「これじゃ売れません」と言われたら、最初の話と違うじゃないかと、とても困る。
でも今は、どっちを選ぶのか、自分で決められる。なら逆に、相手の求めているものを出せる時に、そこに行けばいいという選択もできる。
そこがぶれないようにしていかないとと、ちょうど今ぶれやすい時期に差し掛かってるので、再確認していたのでした。
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