« 魔法科高校の劣等生と地の文 | トップページ | 忙しさ満点 »

2017/01/18

セルパブ雑誌の興隆とガンズ進捗状況

先日の座談会収録で、電子雑誌の話題になったのです。

昨年10月に『オルタナ』と『ガンズ』が相次いで発売。そのあと、このブログで紹介したのは、『なんなの』と『position』

この4誌、書いている人が結構かぶっています。主に米田さんと波野さん。精力的な活動です。波野さんはこの経験を生かして、今度電子雑誌制作のノウハウ本を出すとのこと。

こういう形で、どんどんセルパブの電子雑誌が盛り上がるといいなあと思っています。

このあいだ、電子書籍専門販売情報サイト・アオシマ書店の八田さんとアドバイザー米本さんのインタビュー記事を読んだのですが、そこに長年感じていることが書かれていました。

とにかく告知が問題であるということ。書店の中をぶらぶらと歩いていると新しい本に出会う、リアル書店の持っていた機能がネットでは再現されていません。

「面白そう」を、お客さんにどうしたら感じてもらえるのか。

販売サイトも、投稿サイトも、主に頼っているのはランキングです。そうなるとSEO対策的なスキルが求められてしまいます。ぱっと考えても、あおり気味のタイトルつけて、あらすじに「何だそれ?」と思わせるような、一発ネタに近い設定を盛り込むと有利になるだろう、ということぐらいは思いつきます。

でもそれでは、せっかく何でも書けるセルフパブリッシングなのに、今までの商業出版以上に多様性が失われてしまいます。

最初は定番ものから始まる読書体験も、経験値を積むにつれ自分の好みが分かってきます。読者の千差万別の好みを満たす多様なラインナップがある場の方が、全体としての満足度が上がり、栄えていくはずです。

多様性を維持、もしくはもっと膨らませていくためには、それ以外の目立つ手段が必要で、それが電子雑誌なのではないかなーと思っているのです。

正確には、単体の電子書籍じゃなくて、その著者達が作るネットワークと、その熱量です。

これはもともと月刊群雛のコンセプトでした。「群れて目立とう」ということです。ですが、正直言って、告知という点ではそこまで成功していなかったように思います。

日本独立作家同盟の会員が積極的に応援してくれることを狙っていたんだと思うのですが、自分の載っていない雑誌に、あまり反応はなかった。まあ、人が自分に直接に利になることの方に熱心なのは当然です。

じゃあ、利害関係者を増やしていけばいい。

緩くネットワーク化された雑誌群に、たくさんの人を巻き込めば、発信する情報量は自然と増える。その人達が熱心に、楽しそうに盛り上がってたら、その熱量が情報を後押しする。

作家のAさん目当てにB誌を買ったら、Cさんの作風も好みだったので、他に載ってるD誌も買った。そういう回遊が起きるかもしれない。それが本屋の棚のあいだをぶらぶら歩く代わりになるかもしれない。

その点で、今度出る『オルタナ』の増刊号は、『にごたん』というウェブ小説の他の企画を巻き込む形になっていて、そういうネットワークの拡大という点においてすごくいい企画だなと思います。

ちなみに、僕が積極的に『オルタナ』に触れているのは、前述の同じ雑誌群の仲間だと思っているからです。同じチームの別ポジション。ゴリゴリ勝負を仕掛けるウイングプレーヤーのイメージ。

そしたら『ガンズ』は、なんだろか。まあポジションはともかく、その雑誌群の一翼を担うべく、がんばらないといけません。

ということで進捗は!(前段長い)

全部の作品が出揃いまして、そろそろ各作業が進む頃合。

ということは、編集長のお仕事として、掲載順決めないと。

作品紹介する前書きをつけようと思ってたので、それも書かないと。

そして挿絵の仕上げをしないと。

発売に向けて、がんばりますよー!

|

« 魔法科高校の劣等生と地の文 | トップページ | 忙しさ満点 »

創作活動」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/46606/64767716

この記事へのトラックバック一覧です: セルパブ雑誌の興隆とガンズ進捗状況:

« 魔法科高校の劣等生と地の文 | トップページ | 忙しさ満点 »