13歳のシーズン
何か最近インプットが足りないような気がしていたので、手に取るきっかけを逃さないようにしようとしたところ。
読んだのがこちらです。13歳のシーズン(あさのあつこ・著)
文庫化されていてkindle版もあった。
地味でおとなしく、自分に自信の持てない茉里が、クラスの人気者、真吾に告白されます。ところがそれは、告って罰ゲームという遊びで……というところから始まるお話。
そこから視点が次々に移って、茉里、深雪、真吾、千博と、四人が仲良くなって成長していく様子が書かれています。
心の動きが瑞々しく書かれていて、とてもよかったです。あさの先生さすが上手い。
上手いという話で言うと、この作品は、章ごとにかっちり切れています。断片的な感じで不思議だなと思っていたら、進研ゼミに連載された物語だった模様。ページ制限あって、その中にまとめねばならず、さらに視点が四つあってそれが絡んでいて……と、けっこう書くの大変だと思うのですが。
それをこなすだけでなく、断片的にシーンを取り上げているからこそのシャープさまで出ていて、むしろそうなっているからこその心に残る仕上がり。ほんとに上手いなあと思ったのです。
感心するだけではなくて、自分もがんばらねばいけないんだけど、上手い人のを読んだ後、自分の原稿に戻るときの恐ろしさといったら……(((・・;;)))
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