同盟総会とバイタリティ
土曜日は日本独立作家同盟の総会でした。NPOなので、年に一度やることになっているのだそうです。
昨年度の経過とか、今年度の予定とかを聞いたのですが。
儲からないだろうからとNPOにしたぐらいなので、ビジネスとしてみたらやっぱり苦しいんだけど、広告の打ち方とかで売り上げが上がってきたりとか、そういう数字を聞くと面白い。
僕はここに未来と意義があると感じて参加しているので、そういう上向きのベクトルがあると、それだけでうきうきします。うまい具合に軌道に乗るといいですねえ。
そして、総会終了、懇親会となり、そこでもいろいろ興味深い話をうかがったのですが。
その中でも、この日の一番の収穫。アメリカでエージェントのお仕事をなさっている大原ケイさんがいらしていたので、最近疑問に思っていることを聞いてみたのです。
KDPが始まって、個人出版という物が手軽にできる環境が生まれ、日本にも二年遅れぐらいでやってきました。海外から入ってくるニュースだと、米Amazonの電子書籍作家トップ100のうち40名は個人作家とかですね、むしろ個人作家の方が収入がいいとかですね、すっごい景気のいい話が飛び込んでくるんですけど。
日本が二年遅れでこれを追っているとは思えないのです。
この差は一体なんだろうと聞いてみたところ。
大原さんはバイタリティの差を挙げていました。最近も、ニューヨークのBarnes&Noble(アメリカ一の書店チェーン)の前で、自分の本を手売りしている人に会ったそうです。
書店の前で手売りするの頭いいよね。本好きの人が通るもんね。
この辺だと、池袋のジュンク堂の前とか、新宿の紀伊国屋の前で売るってことか。
……。
すごい度胸(^^;;)
でも、「面白いと思って書いたんだから、面白いに決まってる」と、堂々と胸張って、そして売るために手を尽くす姿勢というのは、確かに大切だなあと思いました。読者と出会わないと、読んでもらえないわけだし。
なろう小説は半分個人出版みたいなもんじゃないかとか、他にも考えることはあるんですけれど、でもこの、プロモーションの部分で苦労していることは確か。
日本でも、いろいろ工夫している人は見かけるし、僕もプロモーションに策を練って強化しなくてはと思ったのでした。
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