月刊群雛5月号 千人の村理論と悪魔と天使
月刊群雛2016年5月号が発売されています。
『太陽のホットライン』第3回が載っています。合格した太陽と不合格だった光。すごく気の合う親友だったのに、溝が生まれてしまいます。さらにレイスターズの練習に参加してみるとレベルが高すぎて……と、太陽苦難の回です。
さて、今月号の内容ですが、漫画雑誌読んだ時にやっているように、先にツイッターで流してみることにしましたよ。
いつも漫画雑誌の感想はツイッターに流しているけれど、群雛でもやってみるかと思い立ちました。会話の形で繋ぎますので、よろしければどうぞー。
巻頭コラム「セルフパブリッシングのための校正術」。3回連続掲載最終回。めっちゃ役立つシリーズでした。自分でやるとなかなか減らないんですよね。いつもすいません>編集チームの皆様。
「フィエロ王国戦記」。いきなりのパロディ調に振り落とされそうになったんだけど、「森田は、もじもじしている」に笑ったw
「鉄研でいず3」。「女の子だらけの鉄道研究部」なんだけど、商業作品なら「女の子」に重心置くところ、ぶっちぎってこれでもかと鉄分てんこ盛りで、文章の半分ぐらいが鉄ではない僕には意味不明w でもそれがいいと思うのです。(続)
(承前)独立作家として考えた時、「千人の村を作れ」はよく言われること。ものすごく尖がったニッチな所に行くのは一つの手。「本物の鉄じゃないと分からない」は武器になる。突き進むべき。
主流を追わず千人と考える時には、常識をぶっちぎってるわけで、正直感想書くの難しい。戦略と戦術と実際のテクニカルな部分は分けないと、そもそも狙っていない所を指摘する、作者の足を引っ張る物になるから。分ける考え方に慣れないと自分も迷うし。
戦略を立てること自体も難しい。僕のは群雛に載せた事により「児童小説を読む大人」&「サッカー詳しい人で特にレイソルサポーター」になってるけれど、はたして千人の村は作れるものなのか。
最近の悩みどころなのでちょっと脱線。
感想に戻りまして「クルンテープ」。落語みたいな出だしと思ったら、ほんとに落語だったw 波野さんの作品はいつも合間の笑いとオチがしっかりしているので、落語が似合う。
という月刊群雛5月号感想でした。さて、面倒な仕事から逃避して読書してたけど、もう取り掛かるしかない……。16/4/29
千人の村理論には強烈にあこがれているのですが、これがなかなか難しい。正直、今までの経験が邪魔をしています。なんだかんだで業界長いので、実に染み付いた「常識」が、「それ読む人いないんじゃね? やるならこっちじゃね?」と、ささやくのです。
しかもひどいのは、じゃあその内なる声の通りにやれば通りやすそうな企画ができるのに、「え? お前そんな物書くために、人生棒に振るようなリスク取ってるの? 自分が納得いく物書かないなら、何しにここまで来たの?」と別の内なる声が現れて、悪魔と天使のハルマゲドンが始まり、ぐちゃぐちゃになるんですよ。
周囲の友人は、毎度の事なので、だいたいもうあきれているようです。ちなみに、本当はどっちが悪魔でどっちが天使かも、もう僕には分からないです。
その点、『太陽のホットライン』は、悪魔と天使がきちんと手を取り合った、スムーズに書けたお話だったのですが。
群雛に載せると、また二人がざわざわし始めますね。そもそも、電子書籍でこういうの書いて、千人の村人はいるのだろうか。
ということなので、もし楽しく読めたという方がいらっしゃいましたら、とても心強い味方なのです。ありがとうございます。
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