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2016/04/28

著述業とお金の話と月刊群雛

日曜日は日本独立作家同盟のセミナー。古田靖さんと鷹野凌さんによる「今稼ぐ文章、これから稼ぐ文章~著述業とお金の話」でした。

とてもゆったり自由な雰囲気で、お二人のライターになった経緯とか、収入の割合とか、参考になるお話がいっぱいでした。

古田さんが原稿を片っ端から編集部に送りつけて仕事を取ったとか、鷹野さんがブログに電子書籍の書店レポート書いてたら仕事が来たとか、とにかく先に自分が動かないとダメなんだということが印象に残りました。特に古田さんの、募集しているところには人が集まるんだから募集していないところに行けという、裏口論がすごかったです。

その後二次会にお邪魔したのですが、道中、鷹野さんと群雛の話に。

原稿募集のレギュレーションが変わったりとか、いろいろあったんですけれども。

根底に定義の問題があるんだなあと思いました。

ということで本日は、ちょっとこれについて考えてみます。

僕が感じる部分として、群雛のジレンマは、「作家のための雑誌を売っている」というところ。誰でも載れる早い者勝ちのコンセプト。ジャンルも不問。独立作家支援が目的なので。

でも買う読者からしたら、何が載っているのか分からないから、期待感が持ちづらい。なのに有料。

その狭間でレギュレーションが変わっています。前回は質を上げようと差し戻しして再入稿ありに。これは作り手の負担を増やして大変になるけど、読者にはプラス。今回は新人作家さんを優遇するための枠が増えたり、連続掲載を抑制したり。これは作家側の都合で、読者にとっては作家買いができないからマイナス。

ただ、読者の方に100%寄せて雑誌を作ればいいのかというと、プロがそろってる雑誌だって潰れている昨今のご時世です。同じことしてもしょうがない。だから、この悩ましいところを続けるしかないんだなとも思います。

あと、独立作家同盟は「セルフパブリッシング」をうたっているのに、群雛はみんなでやってるからすでにセルフじゃない、という話題も出たのですが。

これも定義の問題で、「独立作家」をどこまでと定めるのか、ではないかと。

完全に一人でやらなきゃいけないのか、フリーランスが集まって少人数グループを作るのはありなのか。「独立」とは一体何か。

多分人によって、イメージ違うと思われます。

そこで僕にとってを考えてみると。

自分が、「電子書籍でセルフパブリッシング」が話題になった時、一番心ひかれたのは、「人手をかけないことにより採算ラインを下げられて、自由度を上げられるかもしれない」ということだったのです。ここでもしょっちゅう書いてるはず。

好きが高じて、人生すべてを賭けて突っ込んだ。でも現場に入ったら、おっかない話も聞くんですよ。売れたのに、漫画の話をするのもいやになって宗教に救いを求めた人とか。

一番いいのは当然「好きな物を書いてメガヒット」だけれど、その次の選択肢になった時。好きなもの書いてギリギリなのと、魂捨ててメガヒットなら、好きなものを書きたい。自分の好みが世界の真ん中じゃないという自覚はあるので、ギリギリでもいい。

僕にとっての独立は、そういう「売れ線縛りからの独立」「売るための都合からの独立」なので、自分の「好き」を守れたらOK。クオリティを上げるようにがんばって、そこからだんだん広げていくイメージ。

あと、読者としても、いろんな好みで書かれた物が並んでいた方が、自分とのベストマッチを探せていいと思うので、そういう未来を期待しています。

同盟に参加しているのは、その未来に通じる道を感じているからです。まだ開通しているとは言えませんが、未来の出版の形を探っている。

ということで僕の「独立作家」は定義が広く、例えばナベ先生は現在、周りの人の協力を得て、ISBNの付いた普通の形の本を作っていますが、これも独立作家的な仕事と思っていて。

だから群雛も独立作家的。群れているけど、みんな独立。

そこで自分は何をしていくのか。連載の次は何しよう。いろいろ考えています。

そして、そんな月刊群雛5月号が発売されています。『太陽のホットライン』第3回も掲載です。よろしければどうぞー。

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