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2016/01/09

ジャンプ5・6号感想 狐大作戦

連休でもうジャンプ発売なので、前号分のまとめ。

(追記:そう思ってこれを上げて、夜中のコンビニに寒空の中買出しにいったら、合併号で今週はなかったのでがっかり)

年末年始の合併号で待ち焦がれていたジャンプ感想。でも大忙し期間で駆け足。

「暗殺教室」。時間がどんどん迫ってくる中、宿敵の登場。最後どこに落ちるだろう。

「火ノ丸相撲」。地区予選から全国大会って、スポーツ漫画では結構鬼門なんじゃないかと思っている。仕切りなおして新ライバルを立てなきゃいけない。そこで楽しい展開から、ぐっと立ち上がる、いい展開。

「左門君はサモナー」。アンリ・マユがかわいいんじゃないかと思えてきた。

「背すじをピン!と」。「ただし……。表情はマル…!」ほんとにそう。表情描けるのが漫画の強みで、いい顔描いてあると引き込まれる。

というジャンプ感想でしたー。さて明日に備えてもう寝る。

顔の話。漫画描きから小説書きへと芸の幅を広げた時に、何が困ったかというと、作中に顔が描けないことでした。

小説なので原稿に絵がないのは当たり前なんですけど、それでも、ここに絵を描けば一発なのに! と、四苦八苦します。

背景が描けないのは実を言うと、読者の想像力に補完してもらえてラッキーという側面があります。「広大な宇宙空間、見渡す限りの大艦隊」とか、「重層的に積み重なった建築物で、まるで巨大な山脈のような都市」とか、描くの一文で一分もかからず終わるんですよ。絵で描いたら一日じゃ終わらないかもしれないよ。

ただ、顔は感情を表しているので、ニュアンスを文章で伝えるのが難しい。そのニュアンスが重要だったりするのに。

かつ、人は社会的な動物なので、コミュニケーション能力を進化させてきています。表情を出す、読み取るというところ。生まれたての言葉もしゃべれない赤ちゃんも、二つの黒丸が並んでいたら顔だと認識するようになっているのです。

(・・) これが顔に見えるわけですよ。

なので表情がいい漫画は、もう本能的に人を引き付けます。特に僕はすごい描き込みの刺激より、いい顔に反応するタイプです。

「背すじをピン!と」は、事件としては大きなことは起きていません。でもすごく楽しそう。そこがいいのです。

ちなみにこの号で他にそういう表情というと。

「火ノ丸相撲」の「負けられねえなぁ!! 全国!!」の顔は、いきなり目の前にライバルが出現した驚きと、それに対して奮い立つ感覚、そして立ち会ってアドレナリンがどばーっと出ている感じと、ほら、文章で書くとひとコマが長くなってきてしまう。

「ニセコイ」では「こいつの好きな奴って…」と楽が思った次のコマ。千棘のちょっと伏せて、ちょっと頬を染めたその顔の、「ちょっと」の部分が重要で、そこに、すでに千棘は悩みに悩んで通り越して、今こうして楽と一緒にいられて幸せだという、胸の中がほんのり暖かいような気持ちが表れています。この「ちょっと」は、筆を尽くしても難しい。

でも、難しいで終わらせていたらダメなので、何とか面白い漫画に負けず、自分の作品の中でも書きたいと思います。

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