ジャンプ3・4号感想 マジコイ
月曜日のジャンプ感想。まずは巻頭「暗殺教室」。じわじわ時間が押し迫ってくる感じで、緊迫感あり。
「火ノ丸相撲」。まだ見ぬ強敵天王寺。風聞だけは伝わってきて、イメージだけがどんどんでかくなる。いい膨らませ方。
「背すじをピン!と」。曲がかかる流れ。アレってなんだろ?何のイントロだろ?と来て、動き出しのところにドンと曲名。ためにためた必殺技のタイミングだけど、その曲名がアレで、ミスマッチが楽しい。
最後に「ニセコイ」。ちょっと語りますよ。ゾクゾクッと来たんですよ。この前でいったん休憩してて、その時「たっぷりこれでもかとページ使ったのを読みたいし、書きたいなあ」みたいなことを取り留めなく思ってて。
物語の感動って、やっぱり深く入り込んだ時に生まれると思うんですよ。そうするとキャラクターの内面とか動機とか、しっかり書き込みたい。だけど、事件が起きないと読者の興味を引っ張れないから、そこが悩みどころになって、なかなか書き切れない。序盤の進みが重いと、そこで読者に投げられる。
だから、なかなかそういう作品には出会えない。面白いのはたくさんあるし、上手いのもたくさんある。でも、積んで積んでそこで超えるのか、目一杯ページを使ってそこまで描くのか、という感動は、めったに味わえない。
そんなこと考えてて読んだら来た。作品タイトルが「ニセコイ」で、今回のサブタイトルが「マジコイ」。しかも最後に決定的な見開きで、そこにタイトル持ってきた。
つまり今まで198話を全部伏線に使ったということ。出だしの重さを回避して連載を続けてきて、その中での積み重ねをここで生かした。
最後の見開きで背すじが震えました。こういう体験は数えるほどしかない。ずっと修行してるから予測しながら読む癖がついてて、でもそれを完全に超えられたということだから。
ここからどうもっていくのか、今までよりも一段上の興味が生まれた回でした。15/12/14
ツイッターで語ったので、書くことなくなっちゃったw
それだけあの10ページぐらいの展開にしびれたということなのです。
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