電子時代、独立作家の執筆・出版手法
日本独立作家同盟のセミナー「電子時代、独立作家の執筆・出版手法」に行ってまいりました。
NPO化した日本独立作家同盟の新企画です。
講師は藤井大洋さん。セルフ・パブリッシングで「Gene Mapper -core-」を発表、2012年Kindle本・年間ランキング小説・文芸部門で1位を獲得し話題となり、改稿して早川書房から商業デビュー。次作「オービタル・クラウド」で第35回日本SF大賞を受賞した、個人出版から一気に上り詰めた方です。
第一部が藤井さんの講演、第二部が日本独立作家同盟の鷹野さん、マガジン航の仲俣さんを交えたトークセッションでした。
僕は作家のインタビューを読むのが結構好きなのです。何を考えて、それが作品にどう表れているのか、そこに興味があるからです。何を考えてというのも、テーマの話より、作劇法寄り。なので、藤井さんの作品作りについてのお話は、大変興味深く聞いていました。
特に、デバイスごとに見える範囲が違うという話題では、実際の本の見開きと比較した画像が出て、すごく分かりやすかったです。漫画ではページめくりはすごく意識するように指導されるんだけど、小説では初めて聞いた。
構成法では、起承転結よりも、ハリウッド式の三幕構成を推奨されてました。日本でも昔からある序破急ですね。
お薦めだった作劇法の本がこちら。
作劇法以外にもマーケティングやプロモーションの話もありました。
プロモーションの話の中で、著者情報とジャンルの重要性を強調されてました。同性同世代の方が手に取りやすいこと。著者のバックグラウンドで、期待できることが分かること。ジャンルも期待値を作るのに重要。逆に、もともとその作品が刺さらない畑違いの人に届けちゃうと、ひどいレビューを書かれたりしてダメージになるので、マッチングに気をつけること。
値付けについて質問してみました。最低価格は意思が込められてないので、あれは値段じゃないとおっしゃってました。僕も、安売りは矜持も投げ売ってる感じがして好きじゃないので、心強かったです。
すごく勉強になって、刺激を受けて帰り、改稿のラストスパートに取り組んだのでした。
他の方のレポートはこちら。晴海まどかさん、吉田喜彦さん、オガティさん。
次回は6/20だそうです。興味がおありの方は、こちらに告知が載るはずなので群雛ポータルをチェック!
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