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2015/05/12

キャラ文芸

小説とラノベを分けるのはナンセンス!? 人気の「キャラ文芸」とは何か?【識者解説】 | ダ・ヴィンチニュース http://ddnavi.com/news/237456/  対象年齢もあるけれど、それよりも、何かが当たるとそれに集まっていって、ジャンルが固定化していくことが大きいんじゃないか。15/5/10

いわゆるラノベと一般文芸の間に新しいジャンルが出来てますよ、というお話。ラノベほどオタク向けではなく、一般文芸よりキャラクター推し。

この記事の中では、想定読者の年齢を取り上げています。ラノベが中高生向け。キャラ文芸は20代。文体や内容もそれによって変わる、という考え方。

ただ、僕は、この年になっても一番楽しみに読んでいる漫画雑誌は週刊少年ジャンプという人なので、視点としては少しずれていて。

非現実の取り扱いがポイントなんじゃないかなと。

要するに、子供は空想力過多で夢見がちで、大人になるとそういうのはなくなって地に足付いた考え方になる、というイメージが、想定年齢として語られているんじゃないでしょうか。

例えば今僕は児童文学の畑にいるわけですが。

児童文学って下は童話から始まりますが、ファンタジー小説がジャンルに含まれていて、その中には明らかに大人向けの描写のものがあるんですよ。「獣の奏者」とかね。むしろ上橋先生は子供向けに絞って書いてないから、読者層が広くとれて売れてるんだと思う。

あと、職業物は働き始めた人じゃないと共感しづらいとか、そういう部分が、漫画でも小説でも子供向け大人向けを分けてるんだと思います。

あとは、漫画っぽさがポイントで。

漫画は昔、子供の読むものとしてバカにされてた歴史があり、小説はそれに対して高尚で、読むと頭がよくなるものとして語られてきました。文学は明治時代に啓蒙主義といっしょになってたりしますからね。

今では漫画で育った大人が大勢を占めているので、面と向かってそう言う人はあまりいませんが、その雰囲気は少し残っています。

だから、漫画っぽい表現は、文学とは相容れないことにされてた。で、漫画アニメと共通の土台を持つラノベは、別物として扱われてきた。

本来人を楽しませるために発達した表現なんだから、取り込めるものは取り込んじゃっていいはず。エンターテインメントとして考えたら、文芸の方からこっちにくるのは自然なことだと思います。その表現が題材に似合っているかというだけ。

そして、ラノベの方にも問題があって。

どうしても売れる題材売れる手法というものが、データを見てると出てくるので、どんどん内容が固定化してきています。コンテンツが氾濫しているので、ぱっと見て内容が予想しやすい物の方が手に取りやすいというのもありますし。

そうすると、どんどん内容も深化していって、読む側に要求される「常識」も増えてくる。

そこで、そこからはみ出した題材があるんじゃないかなというのが、僕の視点です。

ただ、こういうレーベルができるというのは、重要で。

前述の通り、コンテンツが氾濫している世の中なので、読む方も大忙しなわけですよ。こういうのが読みたいなと思った時に、あそこに行けばあるという道標が大切。

書く方としても、そういうことを考えないといけないなあと思うのです。

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