ジャンプ15号感想 作品冒頭でつかめるか
ジャンプ15号の感想をお送りします。
連続して感想書いてるから、「あの感想のその後」というのも出てくるわけで。本日はそちらを。
13号の感想で書いた、「食戟のソーマ」新戸緋沙子。創真とともに研修に来ていました。試合に負けて以降、悩んでいる状態だったのですが。
最後は悩みが晴れて、すっきりいい笑顔で帰っていきました。
原作の附田先生がインタビューで言っていた、「成長前にそのキャラに好感度を持たせる」「けなげさが大事」ということが実践された結果、僕はすっかり感情移入して読んでいたのでした。
さらに緋沙子の悩みが創真の課題と重なっていて、そこで決意を新たにする展開です。ほんとに構成上手いです。
そして、いい笑顔を描き切る、作画の佐伯先生の画力もお見事です。ほんとにいい顔だった(^^)/
さて、13号の感想を引き継いでの話題でしたので、お次もそれで。
新連載を見ての勉強は続いています。4連続新連載スタートでした。
作品づくりにおいて、スタートの部分はとても重要です。これだけコンテンツが多い世の中だと、最初で引っ張り込めないと、すぐに見切られてしまいます。
そのためには、まず作品の売りを明確にすること。そして、それで「面白そう」と興味を引いたら、そのまま切らさないようにすること。
興味を切らさないためには、世界観や話の展開で「あれ?」と首をひねるような引っ掛かりを作らないこと。醒めさせたら負け。
その辺が、ずっと勉強続けてきて思うポイントでしょうか。それを実践するのが大変なんですけど。
その観点から四つの新連載を見ると、ジャンプで連載にたどり着くような作品だから、売りを意識してないなんていうのは当然なくて。あとは作風や絵柄を含め、世界観がしっくりすんなり来ているかどうか。
一番作風が好きなのは、前にも書いた通り岩代俊明先生の「カガミガミ」です。この号では扉絵のコダマと遊んでいるところ。
ただ、そういう作風とか、キャラ配置とか、世界観とかが、カチッとはまって一つになるかは、まだちょっと分からない。
そういうのが一番はまっているなあと思うのは、先週始まった打見佑祐先生の「Ultra Battle Satellite」です。こういう絵でこういうキャラでこういう話というのが、しっくりきている。
その作風がジャンプの読者にどう評価されるのかな、というところが注目点です。
最初でお客さんをつかめるのかという事は、ほんとに自分の作品でも死活問題なので、勉強を続けるのです。
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