魔法科高校の劣等生9・10・11 来訪者編
魔法科高校の劣等生9・10・11 来訪者編 (佐島勤・著)を読みました!
もともと一冊が厚めなのに、3巻組みのエピソード。読み応えたっぷりでした。
日本のこの手のエンタメの特徴として、少年、少女の物語が多いというのが挙げられると思います。そしてそれを、僕みたいに大人が読んでいたりする。純真、成長の記号なのです。
ただ、少年少女は、未完成、未熟の記号でもあるので、その部分のイメージが出てしまうこともあります。
アメリカ軍の戦略魔法師、アンジー・シリウス。戦局をひっくり返せる強大な力を持つけれど、素顔はリーナと呼ばれる女子高生。
性格もちょっと隙があり、子供っぽいところもあってかわいいんだけど、そうなると日米対決しても勝てそうな雰囲気が出ちゃうんですよね。達也が大人より図太い神経してるから、メンタルの差が大きい。この辺のキャラ設計のバランスは難しいなあと思いました。
さて、そのリーナが追ってきたのは、精神寄生体パラサイト。マイクロブラックホール実験で、別次元からやってきてしまった模様。「魔法科高校」というタイトルからは、すごくファンタジーな印象なのに、魔法が物理で定義されてて、さらにこういうばりっばりのSFを突っ込んでくるところがとても好き(^^)/
超能力もロボも出てきて、大好物なのです。
反魔法師の動きもあり、自分たちの存在の定義に疑問を持ったりと、先々面白そうな伏線も。楽しみです。
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