ジャンプ12号感想 天才
ジャンプ12号の感想。天才っているよなあというお話。
何のことかというと、「暗殺教室」についてなのです。
僕も一応、連載までは経験したので、それなりの創作の経験値があります。その経験の中で、分かる上手さと分からない上手さがあるんですよ。
こういう前提で発想してこうなっている、こういう技術を突き詰めていくとこうなる。それが「分かる上手さ」。
それに対して、このアイディアはどこから湧いてきたの? と、頭の中で何が起きてたのかさっぱり想像つかないのが、「分からない上手さ」。
前者のすごい人は、僕の中では天才というよりは、道を極めたマイスター。僕は創作の大概のことは技術で解決できると信じているので、技術を極めたマイスターには、すごく憧れがあるのです。
そして後者の「分からない上手さ」を持っている人は、天才だよなあと思います。凡人の僕には分からないからまねできないし、まねしちゃいけない。なんでこうなるのか分からないのにまねしたら、大やけどする。
松井先生もそういう、まねのできないオンリーワンの天才です。
だって、そもそもなんで、こんなタコみたいな謎の生物を主人公にしたのか分からないし、それが先生で、その教室で子供たちが教わっているのが暗殺とか、なのになぜかいい話になってたりするとか、この取り合わせもさっぱり分からない。普通こうはしない。
なのに、読んだら面白いんですよねー。
今回も、このタイミングで幕間劇なのは分かるけど、それがあの新解釈桃太郎。
もう分からないからあきらめて、ただただ、楽しむのです。ほんと面白い(^^)/
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