« 今年が終わる | トップページ | COMICリュウ2月号 とびっきりの愛の話を »

2014/12/21

STAP細胞と常温核融合

理化学研究所で行われていたSTAP細胞の検証が終了しました。

結果、再現できず。本人がやってもだめじゃあ、言い逃れできない。

なんでインチキ論文がばれないと思ったんだろうなあ。発表して他の人が実験を始めたらアウトなのに。

世界を変えるかもしれない話だったので、ほら話だったのがとても残念です。

一気に再生医療が進んで、人の暮らしが変わるんじゃないかと期待したのにね。

そんなことを考えていたら、ふと、世界を変えるかもしれないと思ったけどなかったという研究で、常温核融合を思い出しました。

超高温超高圧じゃないと起きない核融合。太陽で起きている反応で、原発以上の大出力が期待できる夢のエネルギー。しかし超高温超高圧がなかなか維持できず、ずいぶん長く研究しているのに、商業化にはいたっていません。

昔々、そんな核融合が普通に水槽の中で起こせます、という研究が発表され、大フィーバーになったことがあったのです。

で、こちらも、追試をしたら再現できず、やっぱりないよねということになったのですが。

そこまでは今回のSTAP細胞と同じだけれど、その後細々と研究は続き、なんとこういう成果が。

核融合じゃなくて元素変換なのではと研究を続け、少量ながら成功。もしかしたら、原発から出る放射性廃棄物を、別の種類の物質に変えてしまうことができるのではないか、と言われています。現代の錬金術ですよ!

インチキ論文は論外だったけれど、こんな逆風からの逆転もあるということで。

だいぶ肩身がせまくなっちゃってるみたいな理化学研究所の皆さんには、がんばり続けてほしいと思ったというお話でした。

|

« 今年が終わる | トップページ | COMICリュウ2月号 とびっきりの愛の話を »

日記・つぶやき2014」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: STAP細胞と常温核融合:

« 今年が終わる | トップページ | COMICリュウ2月号 とびっきりの愛の話を »